ハシリグモがハチのようなのを連れて移動していました。


 それらは、道を横切り、用水路の縁まで来たら、何とそこを降りて、水の上をすいすいと向こう岸へ渡って行きました。ハシリグモだから当然だ!と思って見ていました。


 向こう側の岸に上がると、ハシリグモをハチが置いて、どこかへ飛んでいったのです。「ええっ!ハチがハシリグモをとらえて、運んでいたのだ!!!」


NCEG 自然・子ども・教育の会
手前がハシリグモ その向こうがハチ

 

狩りをするハチ。狩りをするクモ。どちらが狩られたのか分かりません。外からは全く傷らしいものは見えないし、どちらも今思えば、逆さまではなく、ちゃんと背中を上にしていましたからね。



NCEG 自然・子ども・教育の会 ハチはハシリグモを置いてどこかへ


NCEG 自然・子ども・教育の会 この後、ハシリグモは連れて行かれたようだ


 水面を走ることから名前がつけられた「ハシリグモ」ですから、川面に降りたとき、ハシリグモがこのハチのような昆虫を捕まえたのだと確信しました。しかし、その反対でした。面白い錯覚に自分ひとり、笑いながら畑に向かいましたよ。



 1時間後、同じところを見たら、ハシリグモもいなくなっていました。やはり、ハチが巣に運んでいったのでしょうね。