畑で、使っていない長靴を洗おうとして、靴の中を探ると、慌ててクモが飛び出してきました。アシダカグモです。
何と、卵を抱いています。クモたちは卵を自分の糸で作った袋の中に産み付けます。この卵の入った袋を卵嚢(らんのう)といいますが、その卵嚢を持ったまま、突然、追い出され、戸惑っているようでした。
家の中にも、このアシダカグモはいますね。
家の中では、ゴキブリなどを捕食しています。あのゴキブリを食べられる生物は、このアシダカグモぐらいでしょうね。家の中のゴキブリとこのアシダカグモの数を調べたら、相関関係が認められたというのを昔、読んだ記憶があります。
人間とともに生き続けている生物のひとつですね。
卵嚢をしっかりと抱いている姿を見ながら、もっと、私たち人間は身の回りの生物とともに生きている自覚を持つべきだなあとと思いました。