畑の水辺のビオトープは、こんな状態です。ちょっと茂りすぎて、魚たちは見えません。この水草の多くは、アサザとトチカガミです。アサザ(ミツガシワ科)は以前(5/21)、紹介したとおり、黄色の花を咲かせましたね。今、咲いているのは、トチカガミ(トチカガミ科)の方です。
トチカガミ
こちらは、白い花です。いい花でしょう。
このトチカガミ、葉にも特徴があります。葉の形はアサザと比べると、少し違いますね。
切れ目がくっついてしまっているのがアサザ。上の写真のトチカガミは、ハートマークのようにきれいな曲線になっています。
でも、もう一つ違いがあるんです。それは、葉の裏側を見ると、分かります。
こちらは、アサザ
こちらは、トチカガミです。
真ん中にぷっくりと膨らんだ部分があります。スポンジのようになっていて、これがあると水に浮きやすいのでしょうね。水の中で押すと空気の泡が出ますよ。
しかし、この池のようにたくさん茂ると水面から離れて上に上がってきてしまった葉があります。こうした葉には、このスポンジ状の部分がちゃんと発達していません。面白いですね。