憧れているあのカラスアゲハが私の畑に昨日、来ました。うれしくて、たくさんシャッターを切りまくりました。その中に以下のような写真がありました。憧れの羽の表がちゃんと写っています!!!
こちらは羽の裏側です。この白い模様の付き方で近似種のミヤマカラスアゲハとの区別ができます。
私の畑に来たのには、理由があります。それは、このカラスアゲハが飛来している蜜源の三尺バーベナ(子どもの頃に母から教わった名前)です。この三尺バーベナが畑のあちこちに生えているのです。もちろん、これは、私が植えたのではなく生えてきたのです。年々増えてきています。元々は、栽培品種だったものですが、野生化してよく空き地などでも見かけます。私の畑は、草を引かないことを基本にしています。背丈を低くしないと光合成ができず、野菜が育ちにくくなると判断した場合には、その草の高さを調整するようにしていますが、根から引き抜くことはしません。畑=農業と言えば草引きが当たり前になっていますが、これは、人間が産み出してきたひとつの食を確保するための文化です。その文化を根本から問い直した方が出版された本を読みました。人間が行っている農業のやり方はこれでいいのか?と問い直したのです。それは、農業だけの問題にとどまらず、人間のこの地球上での有り様という根源的なことを見つめ直すことでもあると思います。私は自分流には、「分を弁えた人間にならなくてはならないのだ」と考えています。自然を壊さないように、可能な限り自然に近い状態の中で人間の営み(野菜作り)を行うことに拘りたいと考えています。三尺バーベナやヒメジオン、クローバーなどが私の畑ではこの時期、花をつけています。それらにそれぞれの昆虫などがお気に入りの花にやってきて、蜜や花粉を求めています。
そのひとつの表れが、このカラスアゲハの飛来とつながっているです。