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 山の中でアゲハチョウ科の幼虫を見つけました。


NCEG 自然・子ども・教育の会

 カラスザンショウの葉を食べています。


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 カラスザンショウは、このように幹はとげだらけの木です。ミカン科です。


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 アゲハチョウ科の幼虫には違いないのですが、アゲハチョウ科のうちのどの種なのかを見定めたいと思います。


 このままにして、毎日、ここに足を運ぶのが一番理想だと思うのですが、私の今までの経験から、必ず見失ってしまい、調べられなくなります。それで、飼育ケースで観察することにしました。


 しかし、飼育するというのは、大変な責任を負うということでもあります。自然から切り離す行為を行うのですから、その人為による影響を最小限にしなくてはなりません。もちろん、それは、実際にはどんなに負荷をかけていることになるのかは、計り知れないことです。だから、考えられる範囲で自然に近い状態での飼育に努めるということになります。これは、常にこのブログでも触れているように、生物が激減してきている現在、その重みはいっそうのことです。


 今回の飼育の目的は、この幼虫がアゲハチョウ科のうちの何であるかを知るためです。そして、観察を通じてその種の理解を深めるためです。

 そのためには、幼虫が成虫に必ずなれるように飼育することです。また、成虫になった時には、幼虫を手に入れた現地で放すことーーこの二つを責任を持って、行わなくてはなりません。それが危うい場合は、初めから飼育はしてはならないのです。


(大きな変化が現れたら、以下に追加して記事にしていきます)


6/18 朝、見ると、飼育ケースの外側の壁に
NCEG 自然・子ども・教育の会 いよいよ、蛹になりそうですね。


6/19 一日経つと
NCEG 自然・子ども・教育の会 幼虫の面影はなくなりました。


6/24 あまり変化は見られません。

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