畑は、夏野菜の栽培中です。野菜の栽培の方法については、いわゆる「有機栽培」とか「自然農」というやり方です。4年間、農薬は使ったことがありません。その代わり、野菜を害虫から守るために防虫ネットというものを使っています。
キュウリも防虫ネットの中で育っています。風通しを良くするために開け閉めしながら栽培していますが、今日、そのネットの中にチョウが一匹入っていました。
このチョウの羽の形、特徴ありますね。前羽の先が鈎形に曲がっています。そして、鮮やかなオレンジ色も特徴ですね。さらに、頭の部分の口吻(こうふん)が突き出ています。口吻というのは、チョウの管になっている突き出た口のことです。こんなに突き出て長いチョウは、他に知りません。
その特徴から名前は、テングチョウです。テングチョウ科のテングチョウです。一科一種なのでしょうか。やはり、他には、似たものがないようです。
このテングチョウは、街中の学校の校庭でも見かけるチョウです。余り大きくはありませんが、この色と特徴ある天狗の鼻を覚えておけば、動きは素早いですが、見つかると思います。エノキなどが食草だそうです。