私の住む市郊外も宅地化が進んでいます。田畑が減っていく・・・・。また、農業に従事する方の高齢化が進み、農業を後継していくことを妨げている政策の中で、耕作放棄地が増えています。そこへイノシシが出没!!土中の餌をさがすためにあちらこちらを一晩の内に掘り起こしています。用水路もその対象になったために、ぐちゃぐちゃ。これでは米作りに支障を来すと、行政が用水路をコンクリートにしてしまいました。

 たちまち、メダカなどが姿を消してしまいました。

 しかし、コンクリート化した用水路にも、何年か経つとカワニナが戻っているのを見て、今のうちに何とか消えた生物たちを回復させ、いつの日かこの川や池にもどしてやろうと考えました。

 近所の高齢の方に、昔は、どんなものがいたのかを聞いてみて、どんな生き物を回復させなくてはならないかを決めました。ヤマトヌマエビ、タナゴ、カラスガイ・・・・・・。

NCEG 自然・子ども・教育の会

 そのために、それらの生き物を増やす場所=池を畑に造りました。今、この池で動物や植物を増やしています。

NCEG 自然・子ども・教育の会  昔はあちこちの池にあったというヒツジグサが咲きました。ヒツジグサは日本の野生の睡蓮です。


 生物は特定の誰かのものではありません。この地球に生き続けてきたかけがえのないものです。人間の都合ですみかをうばったり、生きていけないような事態をまねいてはならないとおもいます。

 これから、この池での生き物たちの様子も伝えていきます。

命あふれる豊かなふるさとをみんなで取り戻す日を夢見ながら・・・・・・・・。