子どもたちが飼育する昆虫も、時代と共に変わってきたように思います。私が子どもの頃には、アリやチョウを飼ったり、夏休みを中心にキリギリス、クワガタ、カブトムシ。秋には、コオロギ、スズムシ・・・・と、様々な種類の昆虫を飼って楽しんでいました。そして、どうすれば上手に飼育できるのかを学んできました。そのかげには、たくさんの昆虫を犠牲にしています。子どもって、そんなものだと大人達も見守ってくれていたように思います。

 近頃は、そうした楽しみ方をする子どもたちが減ってしまいました。でも、カブトムシやクワガタはかなり人気があるようです。

 私の畑には冬の間に集めた大量の落ち葉で作った堆肥がありますが、そこに毎年、たくさんのカブトムシの幼虫が見つかります。堆肥ですから醗酵させるために熱が抜けないようにしっかりと囲いをしているのですが、どこから入るのか、ちゃんと産卵しています。

 先日も、近くの学校のNさんが子どもと一緒に幼虫を捕りに来ました。その前には、遠くの学校がたくさんの幼虫を持ち帰っていきました。学校の玄関に大きな水槽を置いて、飼育しているそうです。

 子どもたちが生き物と遊び、楽しみながら育っていくのを見ると、ホッとします。生き物のあふれるこの地球を小さい頃から体験しておいて欲しいです。

 まだ、少し、幼虫はありますので欲しい方は、連絡を下さい。


 こんな姿のモノがあのカブトムシになる?それは信じられることではありません。それが、長い時間土の中で育ち続け、明くる年の夏になるとあのりっぱなカブトムシになって地上に現れてくるのです・・・・・それはそれは、とても不思議なことですし、うれしいことでした。幼い好奇心がかきたてられました。
NCEG 自然・子ども・教育の会  大きいのがカブトムシ。

                    小さい方は、コガネムシ。