暖かくなってきました。それとともに、私たちの身の回りにいる生物たちの動きが目立つようになってきましたね。樹木の幹にもいろいろな生物が活動しています。

 ゾウムシが、オリーブの幹にいました。なんと3ペアもいました。それも、それぞれがすぐ近くにいたんでびっくりしました。 

 ゾウムシは、その名の通りあの地上に住む最大のほ乳類であるゾウのように長い鼻みたいなもののある虫なんです。ただし、その鼻のような部分は、虫の口がのびたものなんですけれど。

 子どもは、ゾウが好きです。そのゾウによく似た形の昆虫がいることに、まず、驚きます。そして、手に取ってみると動きはゆるやかだし、おとなしいのですぐに親しみを持つことができるのです。それで、一層、ゾウムシが好きになります。

 動きが遅いこと、幹などに似た、くすんで目立たない色のものが多いこともあり、見つけにくいかも知れません。だから、見つけたときは、喜びも倍になります。



NCEG 自然・子ども・教育の会

  幹で交尾中のオリーブアナアキゾウムシ