NCEG 自然・子ども・教育の会 年に1回だけこの時期に繁殖

                          し、さなぎで冬越しするらしい

 3月のことでした。夏野菜の種まきをして保温のために温室で管理しているのですが、そのドアを開けた途端、小さい黒っぽい汚れたような模様のある白い蝶が飛び出したのです!!そんなことが2度あり、捕らえることに成功しました。

 ツマキチョウです。雄はその名の通り、前羽の先が黄色というよりもオレンジ色をしています。捕らえた雌は、オレンジ色はなく、黒っぽい汚れたような縁取りになっています。モンシロチョウより小型で前羽の先がモンシロチョウのようなまがりかたではなく、突き出ています。

 私は、この蝶をこの畑のある名草山周辺で見たことはありませんでした。退職して毎日、畑に通っていますが、この4年間も見ることはありませんでした。しかし、私の10才年上の兄は、子どもの頃の話ですが、「ツマキチョウが飛び出すと春が来るんだ!!」と言っていました。

 今年、うれしいことにツマキチョウが繁殖できたのでしょう、畑の高菜や大根の花にやってきて、さかんに蜜を吸っています。


 暖かくなり、4月中頃からは他の蝶たちも飛び交っています。


NCEG 自然・子ども・教育の会 モンシロチョウ 

                          ツマキチョウと同じシロチョウ科

NCEG 自然・子ども・教育の会 コミスジ

NCEG 自然・子ども・教育の会  ベニシジミ 

NCEG 自然・子ども・教育の会  キタテハ 

 

 昔は、たくさんいた生物が減っていくのは、耐えられないけれど、こうして回復しているように感じることがあると、うれしくなりますね。