三童子山


高低図で見ると標高400〜500mの細かなアップダウンを繰り返す里山、という感じ。


しかし、山中温泉トレイルレース時代から、実はここがこのコースで一番の核心部とされ、実際一番メンタルをやられる区間です。なぜならば、小刻みなアップダウン…ではなく激しい急登、激下りが22回続きます。


今回は、ある程度覚悟していたおかげで、そこまでではなかったものの、初めてこのコースを走る人はイヤになっただろうなぁと。

コースを知っていた私も2〜3回は立ち止まり絶望しました…


それでも、以前よりはいくらかマシだった理由。

・昼間ではなく夜間になったので暑さのピークを過ぎていた。

・フェーン現象のおかげで終始風があった。

・ここまでのキツさで麻痺していた。


22回の登りを終えて最後、山頂でスタッフの方々に見送られ下る。


ここまで来ればあとは、大きな山は加南三山の最後、鞍掛山。

ここも標高は400m少々ながらゴジラの背中のような岩岩でゴリゴリの登り、1.5kmが続きます。

途中休みたいけど、休むところを探すのも大変な急登。「いい加減にしてくれっ」と自分は誰に怒ってるのか?分からない感情を抱きながらトボトボと登る…


そして、ようやく山頂に着いたと思ったら、こんどは激下り…

そこから少し長めの林道を通ると(半分くらい歩いちゃったな…)、ようやく最後のエイド。


ここからはしばらく林道を走り最後の標高200mほどの峠を越え、下れば、鶴仙峽。

鶴仙峽を1km少々走り、温泉街♨️を通過してようやくゴール。


20:44

89th


このレースの2週間前に体調を崩し、そこから体調を、整えるだけで精いっぱい…そんな感じのレースでした。

暑熱順化できていない身体には、最高気温36℃の暑さがかなりこたえて、特に日中の前半は苦しみました。


静岡からはクルマで5時間程かかるので、けっこう遠い大会の一つですが、それでもコースがとても良いし、エイドスタッフの雰囲気や空気感はとても気に入っています。


今回、byUTMBレースになったことで国際色も加わり、雰囲気がまた少し変わりましたが、山中温泉自体の良さは変わらず良い大会だと思いました。