夕飯は荒川小屋名物のカレーを食べることにしたので、それまで反省会という名の飲み会を二時間ほど。二時間あったら赤石避難小屋まで行けたんじゃないかと思わなくもないですが…(゚∀゚)

カレーを食べたあと小屋から出てストックシェルターに戻ろうとしたら、雨雨雨…

テント場まで小走りで行ってシェルターにとりあえず入る。今まで低山や家のベランダなどで宿泊練習してましたが、標高2000mオーバー、そして雨は初めてでした。

とりあえずシェルターに入って入口のジッパーを閉めて、シュラフカバー(エスケープライトヴィヴィ)に潜り込もうとしたものの、うまく入れない…
ストックシェルター、とにかく狭い。知っていたけど、ホントに狭いです。
ほろ酔い加減も手伝い、相当な時間をかけてロングパンツを履いでシュラフカバーに、潜り込みました。
即寝れましたが、途中何度か雨音で目が覚める。その後、何でか目覚める。なんだか胸がドキドキして息苦しい。

もしかして、高山病…?

…でも、ビールを飲んだりカレーを食べたりしてるときは何ともなかったのに…

そ~いえば、同じストックシェルター仲間のUEさんが、雨で濡れると生地の気密性が高まり酸欠状態になるから入口を少し開けないとね〜みたいな事を言ってたような…
試しに、入口を開けて新鮮な空気を吸ってみると、ドキドキが収まる。

あ〜良かった。
苦しかった。助かった。

…と思ったけど、入口を開けると雨が吹き込んでくる。でも閉めると、また酸欠になる…

雨で濡れると、気密性が高まり苦しくなるんで、入口を開けたいとこですが、何故入口を閉めるのかといえば、雨が降ってるから…
と、禅問答のような状態。

酸欠と、濡れること。どちらかと言えば…と言うか、当然ながら酸欠は避けなければいけません(笑)

少し入口を開けて再び就寝。時々雨が顔に当たるので目が覚めますが、眠いので寝返りを打って再び目を閉じます。なんてことを繰り返して2時すぎに起床。その頃には雨も上がりうっすら月が見えるまで天候は回復してました。

そして二日目、赤石岳を、目指します。