2015年9月30日に5人組ダンスボーカルユニット、PrizmaX(プリズマックス)の6枚目シングル「Lonely summer days」が発売されました。
順番で行くと5枚目シングル「OUR ZONE」と7枚目シングル「UP<UPBEAT」の間のリリースです。
この曲は“♪ ドゥ・ドゥワ、ドゥ・ドゥワ ”といったスキャットを基調にした合唱スタイルを持つドゥー・ワップに乗せた楽曲で、ひと夏の恋に破れた切ない思いを描いたミディアム・ナンバーです。
これまでとは変わって、日本語の歌詞が大半を占め、夏の終わりの寂しさを透明感のあるボーカルとしなやかなダンスで表現しております。
オリコン7位にランクインしたヒットソングでして、初めてなのに、どこか懐かしく思える名曲です。
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ちなみにPrizmaXとは、英語詞を含むポップスやロック、バラードなどをスタイリッシュなダンスパフォーマンスと共に歌うボーイズ・グループです。
メンバーは・・・
《2015年9月30日時点では5人組》
- ◆ 福本有希(パフォーマー/日本人)
- ◆ 黒川ティム(ボーカル/アメリカ人ハーフ)
※初代リーダー。 - ◆ 森崎ウィン(ボーカル/ミャンマー人)
- ◆ 清水大樹(ラッパー/日本人)
- ◆ 島田翼(パフォーマー/フランス人クォーター)
上記インターナショナルな5人です。
ホリック(←ファン)は彼らのことを通称「プリズ」と呼んでいます。
2020年の3月に解散しましたが、オファーがあれば舞台や映画なども受け、幅広く活動をしておりました。
シングル「Lonely summer days」のCDはカップリング曲に合わせて3バージョンが発売されました。
通称「スナップ盤」と「クラップ盤」「シェイク盤」と呼ばれています。
カップリング曲は・・・
- スナップ盤→HUG & KISS
- クラップ盤→If you
- シェイク盤→Just Revolution
「HUG & KISS」はごきげんなポップチューン、「If you」は恋が芽生えそうなラブソング、「Just Revolution」はコブシを挙げて歌い切るロックナンバーです。
今回のジャケットのデザインも各々趣向が異なっています。
スナップ盤はきらきらのポップ・スター風、クラップ盤はちょこっとダンディズム、シェイク盤は5人のシルエットだけで誰だかわかっちゃうイラスト・ジャケット。
カップリング曲の内「Just Revolution」は2017年3月29日に1stアルバム「Gradually」に収録されました。
今作のMVは秀逸です。
“ひと夏の恋”を回想するショート・ムービー仕立てで、5人のメンバー(いずれも美男子)の涙が見られます。
なぜ涙???
メンバー全員が1人の女性をめぐってアプローチしますが、思いは受け止められずに夏の終わりを迎えるのです。
❶ 黒川ティム:
朝の日差しの中、まったりとした時間を過ごしていたのに?
❷ 森崎ウィン:
見つめ合ってモーニング・コーヒーを淹れてくれたのに?
❸ 清水大樹:
一輪の赤い薔薇をプレゼントしたのに?
❹ 島田翼:
照れながら、相合傘をしたのに?
❺ 福本有希:
呼び出して告白しようとしたのに?
清涼感のあるラブソングに寂しさをブレンドした切ない作品ですが、男の子の流す奇麗な涙に尊さを感じ、感動しました。
とにかく美しいです。
静止画像では分かりづらい「尊い涙」につきましては・・・
百聞は一見に如かず、動画を見た方が早いです。
初っ端のウィン君の涙から夏の終わりの暗示が始まります。
お楽しみください。
MVで着用していた花柄のセットアップがとてもキュートです。
こんなにポップな衣装をナチュラルに着こなせるアイドルはインターナショナルが売りの彼らだけ!
もう、ホント、爽やか
6枚目シングル「Lonely summer days」を作詞をしたのは作詞家のwisyさんです。
(作曲はS.KAYサンです)
ポップなメロディーで優雅なダンスをしておりますが、そのビジュアルとは反対に、どこを切り取っても胸を締め付けられるほど切ないフレーズで歌詞が構成されています。
どのフレーズも好きなのですが、強いて言うならば、「♪独りじゃ 秋は淋しいよ」というところでしょうか。
結局、このフレーズにすべての思いが集約されていると思うんですよね?
その思いが響き、私の目からも自然と涙がほろほろと流れ落ちてきます。
「Lonely summer days」は聴く者を同調させてしまう不思議な魔力を持つ歌なのです。
同曲の歌詞は「歌ネット」 に載っています。
よろしかったら、下記のリンクから覗いてみてください。
Lonely summer days 歌詞
「Lonely summer days」の間奏でのダンス・パフォーマンスは私が認識している限りでは2パターンあります。
リリイベなどの狭いスペースではMVと同様の振りですが、比較的広いホールになると、外連味のあるダイナミックな振りに変わります。
私はダンスに詳しくないので、勝手にジャンピング・ダイブ・ドルフィンと呼んでおりますが、ボーカルの黒川ティム君と森崎ウィン君はその間は小休止していて、パフォーマーの清水大樹君と島田翼君と福本有希君の3人による豪華なショー・タイムになるのです。
PrizmaX Level 1 (アイアシアター/2015年12月5日)やEBiDAN THE LIVE 2016(NHKホール/2016年7月20日 )での間奏パフォーマンスは、驚きと興奮で会場中がどよめきました。
何? 何? 今、何だったの?
\(◎o◎)/!
いきなり前のめりで飛び込んで来たかと思えば、すくっと立ち上がって、イケメン・ポーズ・・・
すごいね! 只者じゃないよ、キミたち!
A Perfect Day for PrizmaX