飛翔 | Siyohです

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音楽とスピリチュアルに生きる、冨山詩曜という人間のブログです

自分の曲ながらいい曲だと思うのですがどうでしょう。

 

 

以下、当日のプログラムノートから

 

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曲は描写音楽で、ある人が絶望から始まり、曲が進むに連れ、希望を見出し、自由へと解き放たれていく過程を描いています。絶望の具体的な形は想定されていませんが、たとえて言うならこのような感じでしょうか。

ある人が過失で恋人を死なせてしまう。その人はそれで罪に問われることはなかった。恋人には寝たきりの母親がいて、その母親に罵られながらも、献身的な介護を続ける。そうして10 年が経った頃、その母親はあまり恨み言を言わなくなったが、認知症となってしまった。その後もまだ贖罪の日々は続いていく…。 

演奏をお聞きになる方々は、曲が始まる前に、今までの人生で味わった最大の絶望感を思い出して(もしそれがあまりに辛くなければですが…)、それから聞いていただくと、より曲に入り込みやすいと思います。

曲はひとつながりで演奏されますが、その中は細部に分かれていて、それぞれ下記の副題が付けられています。

絶望の日々
行き先の分からない心
あきらめ
つかの間の安らぎ
苦悩と焦り
自由への切ない想い
再び、苦悩と焦り
どうしても自由が欲しい
自由の片鱗
自由への誘い
迷い
昔の嫌な思い出
今を生きよう
分岐点
解放される心
昨日見た昔の夢
もう迷わない
飛翔

この曲を聞いたあなたの魂が飛翔していくことを祈っています。