「技人国だからガソリンスタンドや倉庫作業もOK」という派遣会社の嘘と、立入調査で即バレするポイント

 

ガソリンスタンドでの給油・窓拭きや、物流倉庫でのピッキング作業。

派遣会社から「技人国ビザの外国人ですが、派遣なので問題なく現場で使えますよ」と言われて受け入れていませんか?

結論から申し上げます。派遣であっても、技人国でこれらの現業作業を行わせることは完全な入管法違反(不法就労)です。

 

1. 現場で横行する「偽装申請」のカラクリ

悪質な派遣会社は、入管への申請時だけ「国際マーケティング」や「油種管理・システムオペレーション」といった専門業務で書類を作成し、ビザを通します。

しかし、実際に入国させると人手不足の現場へ「穴埋め」として流し込みます。ひどいケースでは、外国人本人が違法と知らず(あるいは『3年我慢すれば飲食へ転職できる』というブローカーのデマを信じて)、作業着姿の給油風景をTikTokやSNSに投稿し、自爆スイッチを押しているケースすら後を絶ちません。

2. 行政・立入調査で「即バレ」する着眼点

元・行政やOTITの現場にいた立場から言わせていただくと、こうした偽装は立入調査が入れば一発で見抜かれます。

タイムカード・業務日誌から申請上の「マーケティング業務」の形跡がなく、終日「給油・清掃・ピッキング」の記録しかない

現場インタビュー: 本人や周りのスタッフに「普段どんな仕事をしているか」を聞けば、5分で実態が判明する

派遣先企業の過失→「派遣会社が大丈夫と言っていた」という弁明は、受け入れ側の過失として一切通用しない

3. 派遣会社と一緒に摘発されないための「自衛策」

危険なのは、派遣元がトカゲの尻尾切りで逃げた後、実際に違法作業を行わせていた「派遣先(受入企業)」が不法就労助長罪で処罰される点です。

「うちは派遣を使っているだけだから」は通用しません。

相手が技人国であれば、「自社で依頼している作業が、本当に学術的・専門的知識を要する業務か」を自社で確認しなければなりません。

 

グレーな派遣に頼る経営から脱却し、自社で正しく特定技能や正規の受入ルートを構築することこそが、最大の経営防衛です。お困りの現場があれば、いつでもご相談ください。