稚内市 ノシャップ岬   43km先にはサハリンが

 

 皆さま、こんばんは。大変ご無沙汰しております。

 

この度は私が4/9の第20回地方統一選挙北海道議会議員稚内市選挙区において

立候補したことにより、様々なご意見が事務局の方へ寄せられましたことが

先日の役員会で報告がありました。

 

 当団体は2015年2月戦後70年の節目からシベリア抑留体験者である語り部が、

命の尊さと戦争を二度と繰り返すことがないように後世へ風化させず継承することを

目的とした活動を継続させて頂いております。

 

講演会では常に、ご質問などで特定の国や政党へのご批判は収集がつかなくなることを危惧して、

お控えて頂くようお願いをさせて頂いておりました。

また当団体は、特定の政党や思想・宗教とは一切関わりのない団体であることも

申し添えさせて頂いておりました。

これまでに特定の政党からのご支援もありませんし、こちらが協力することも勿論ありませんでした。

 

私はもし選挙に当選した場合は、非常に残念ですが会長を辞退する気持ちでいました。

そして一個人の立場で語り部の方々と交流を継続させて頂こうと決めていました。

 

   【事務局に寄せられたご意見やご質問】

 

①会長が立憲民主党の公認として道議会選に立候補したが、会は立憲民主党を支持することに

なったのか。一会員・男性

 

返答:会として特定の政党を支持することは、これまでも今後も一切ございません。

 

②会長が特定政党の公認候補であれば、その政党を支持しない会員は退会するのではないか。

そういう例がある。一某有識者

 

返答:数少ない大切な会員様が退会されることは非常に残念です。その様な退会がない事を切に願います。

 

③今後も政党との関係を超党派として特定の政党を支持しないという立場で会を存続して欲しい。一関係者

 

返答:語る会の活動と私の政治活動は公私混同しない様にしっかりと切り離します。

   また政治信条を押し付けることは一切しません。ここに約束を致します。

   今まで通り会を存続していく予定です。

 

④コロナで長い間講演会も開いていないのだから会は止めてもいいのではないか。一会員・女性

 

返答:会の解散予定は現在のところございません。今年は講演会を再開する予定です。

 

⑤会長はお辞めになるのか。一会員・男性

 

返答:幸か不幸か、この度落選致しましたので会長は継続させて頂きます。

 

⑥会は今後どうされるのか。自然消滅か。一会員・男性

 

返答:まずは戦後80年の節目までは会は継続します。その後、語り部の健康状態をみながら検討致します。

 

⑦会として建部さへの応援体制はどうか。一関係者

 

返答:私建部からは政治活動の応援をご依頼できる立場にございませんので、事務局の皆様のお気持ちを尊重し委ねます。

   どの政党をご指示ご支援されるかは、非常にデリケートな問題であると踏まえています。

 

 以上全国各地の皆様から、ご心配のお声を頂きました。

突然の出馬で大変ご迷惑をお掛けいたしました。

 

私がこのように政治家の道を志したのは、語る会の活動をさせて頂いたことがきっかけです。

紛れもなくシベリア抑留体験者の体験談を聞いて、このまま風化させてはいけない。歴史の闇に葬り去られてはならない。

ロシアとの友好関係をさらに構築し、いまだシベリアの凍土に眠ったままの遺骨をご自宅へ届けること、未公開の遺品を日本へ提供してもらうこと、戦争を二度と繰り返してはいけないこと、平和への訴え、社会情勢の悪化を防ぐために少しでもお役に立てたらという気持ちで出馬致しました。

 

しかしながら結果が全てです。今回の敗戦は私には必要な経験でした。

とても貴重な経験をさせて頂き勉強になりました。これからも次の4年後に向けて見聞を広げ、地方自治の

様々な課題をヒアリングし取り組むべく個人の仕事を続けさせて頂くことをご理解頂けましたら幸いです。

 

繰り返しますが、私の政治に関する仕事を会員の皆様へ触れる事は決してございません。

それで嫌な思いをされて大切な会員の皆様が退会される事があってはならないからです。

語る会の活動としっかりと切り離します。

 

非常に立場上、複雑なものがありますが、どうか”職業選択の自由”という事をご了承ください。

今後も今までと何も変わらない建部奈津子を、どぞ温かく見守ってください。

 

ご質問はメールで moon7250918@gmail.com

 

シベリア抑留体験を語る会札幌

  会長 建部奈津子