秋空に咲く紅葉(こうよう)の花。
咲いてはひとつ消える。
涙の黒い雨、あなたの贈り物。
闇にさ迷う鬼は人間(ひと)の姿で闇へ消える。
光と影の音劇は赤い月となるのです。
幸福と言う愛は何時かは消えてしまうだろう。
獣人の姿をした人間(ひと)は何を無くしてしまうのか?
悲しく狂う花、歪んで消えてゆく。
少女の囁(ささや)きは空へと舞う鎮魂歌(ちんこんか)
切り裂いた夢は二度と目覚めない。
水面(みなも)に映るあなたの姿、二度と見られない。
彼岸に咲いた赤い花、涙と孤独が朽ち果てる。
紅く滴(したた)る静寂は紅蓮の欲望と消えている。
囁きは何時か闇となる。
影に囲まれて枯れてしまう。
光は朽ちて秋桜(コスモス)が咲く。
夢に堕ちた君は僕の視界には見えない。
秋に舞う秋雨(あきさめ)は紅葉(こうよう)を濡らす。
己の邪気(じゃき)を濡らす黒雨(こくう)の夜。
夏の悲劇の残党(ざんとう)の紅蓮に変わり、罪は二度と消える事はない。
秋に舞う白い桜は何時しか枯れて灰になる。
光と影は時となり夜の景色を色褪(あ)せる。
季節は冬となり悲劇の孤独となり、紅葉(こうよう)と桜は消え白黒(モノクロ)とになる。
和風の歌、秋なので作りました。一見、きれいな和風の歌に見えますが、実は裏には「影」「闇」がある歌です。
「きれいな歌には棘(とげ)がある」と言う悲しくきれいです。