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マイソールのアーユルヴェーダやヨガ施設では、毎日の食事がビュッフェ形式で用意されているところが多いです。
並ぶのは豆の煮込み(サンバル)、酸味の効いたスープ(ラッサム)、野菜を軽く炒めたポリヤル、そして消化を助ける副菜の数々。
すべてがビーガン仕様で、油も塩も最小限に抑えられています。
印象的なのは、スパイスの使い方です。
クミンやコリアンダーは香りを広げ、フェヌグリークやショウガは内臓を温める。
唐辛子の刺激ではなく、香りや余韻で“味覚がリセットされる”感覚があります。
食材そのものの甘みや酸味がくっきりと浮かび上がり、一口ごとに体が軽くなるのを感じます。
観光客向けのレストランではなかなか出会えない、滋養深い料理。
一皿一皿が、アーユルヴェーダの智慧と日常を映し出していました。

veda