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「ヒハツ(ピップリ)」は、そのパワフルな作用がアーユルヴェーダで古くから重宝されてきました。
単なる香辛料を超え、現代の私たちにもたらす恩恵は計り知れません。
ヒハツの特長は、その「辛味」と「温性」にあります。
アーユルヴェーダでは、これを**「消化の火(アグニ)」を活性化させる鍵と考えられています。
アグニが力強いと、食べたものは完全に消化され、未消化物「アーマ」**として体内に滞留することがありません。
アーマは、疲労感、肌荒れ、関節の不調、重だるさなど、様々な不調の根源とされますが、ヒハツはこの蓄積を防ぐ手助けをしてくれるのです。
生理学的には、ヒハツに含まれるピペリンが胃腸の働きを刺激し、消化酵素の分泌や栄養吸収の効率を高めると報告されています。
これにより、代謝がスムーズになり、体内の余分な水分や重さが排出されやすくなります。
特に、むくみや停滞感を感じやすい方に。
しかし、その鋭い性質ゆえ、摂りすぎは禁物。
体質や身体の反応を見ながら少量から始め、穏やかに身体と対話することが大切です。
朝のお味噌汁に、あるいは温かい飲み物にほんの少し。
消化の火を少しずつ強化する手助けになりそうです。
veda