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「1日3食きちんと食べるのが健康の基本」と信じられていますが、実は人類の長い歴史の中で、毎日3食を安定して食べられるようになったのは、つい最近のことです。
日本でも、昭和20〜30年代はまだ、日常的に空腹を感じる人が少なくありませんでした。
現代は、食べものが豊かにあるにもかかわらず、アレルギーや生活習慣病、慢性疲労など、さまざまな不調を訴える人が増えています。
栄養の「量」だけでは足りない
現代人の食生活は、確かにエネルギー量(カロリー)やタンパク質、脂質、糖質といった三大栄養素は満ち足りています。
しかし、栄養状態が良いとは限らないようです。
重要なのは「消化・吸収・代謝」のプロセス。
どれだけ栄養素を摂っても、身体の内側でそれがうまく活かされなければエネルギーになりません。
余剰エネルギーが引き起こす不調
身体は、必要以上の栄養素を「処理」する必要があります。これは肝臓や膵臓、腎臓などの臓器にとって負担となり、慢性的な疲労や炎症の原因になることも。
アーユルヴェーダでも、消化できないもの(アーマ=未消化物)が身体に蓄積すると、不調や病気のもとになると考えられています。
栄養を摂ることと、健康になることはイコールではないと言えます。
本当に必要な、空腹という時間
消化器官に休息を与える時間、空腹の時間は、身体の修復や排出にとって欠かせません。
断続的断食(インターミッテント・ファスティング)や、アーユルヴェーダの食養生も、この仕組みを活かした方法でしょうか。
veda