sittingfool 日本語の練習だ! -12ページ目

sittingfool 日本語の練習だ!

アメリカから来たオヤジのメチャクチャの日本語

うん。あのスーツはでっかかった。私の子供らしくほそっちい体の周りに浮かぶ感じだった。たまに布がたなの隅とかにひっかかってしまった。一回は破れた。元々お父さんのスーツだった。お父さんの匂いもした。何年間も入っていたお父さんの押し入れの匂いもした。巨大なウエストだったスーツだからベルトを堅く締めたズボンは前の方に本物のタックがあって、後ろにベルトのおかげで出来たタックがあって、ジャッケットのショルダーパッドは私のやせている骨格に掛かっていた。

一週間前に女性の靴売場の貯蔵庫で働いていた。毎日、靴の箱をサイズ毎に積み重ねた。新しい靴が入るように空間を作ろうとした。朝から夜まで箱を配置転換してパズルみたいだった。

ある日、ジョーが寄って来た。ジョーとデニス二人とも寄ってきた。ジョーはバイヤーだった。デニスは彼のアシスタントだった。ジョーはちびでぽっちゃりのおじさんでいつもわざとらしくにっこり笑っていった。かなり不思議な事を言っていた、彼。例えば、「おしっこしている時に指に当たらないように!」仕事関係のメタファーだった。彼の頑張れの言い方だった。デニスはどしてももジョーの言う事の最後の言葉を重ねずにはいられなかった。「指に当たらないように!。へへへ」

あっ。そうだ。箱を配置転換してた時にジョーとデニスが来たね。私の周りに箱の町があった。箱のビルは床から私の腰まで伸びた。ゴジラの気持ちだった。箱を積み重ねた私はいつも通りジーパンをはいていた。ジョーとデニスが来ていつも通りデニスはCKの香水の匂いをさせた。

「ジャック!来週、セールが始まる!!これから靴のセールズをやってほしい。」

やっと!この仕事は初めてからセールズをしたかった。靴を売ると売上高の1割の手数料をもらうことが出来るから嬉しかった。その夜、帰る途中に両親の家を訪ねてお父さんの古いスーツを借りた。