ブログネタ:BBQ好き?
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旅客機墜落からまもなく二日目。
早くも私の体は半獣化していた。
身を守るために濃くなった体毛、
生の肉でも簡単に切り裂けるよう鋭利化した犬歯、
握られると力が抜けていく尻尾。
挙句の果てには満月を見るたび巨大な猿へとその姿を変えては
天下一武道会の会場を破壊しつくしたり
炊飯器の中に大魔王を封印しようとして失敗したりと漫画のみならず
アニメや映画に関連商品までが世界中で爆発的な人気博す活躍を見せるのだが
詳しくは集英社より出版されている全42巻の単行本で各々確認して欲しい。
そんなことより問題は残り6日でどのようにして死ぬのかということである。
今更鳥山明の印税収入にささやかな貢献をしている場合ではない。
ましてやお気に入りのホストの売上に貢献している場合ではないのだ。
しかし山奥での遭難生活にくたびれた私は
気がつけばもはや自分の意思では抜け出せなくなっていた。
煌びやかなネオン。訪れる人々の華やかな衣装。麗しき男達。
何もかもが現実離れしていて過ごす時間はいつも幻のよう。
とはいえ単なる街のしがない遭難者でしかない私が
毎晩通い続けられるものではない。
そもそも遭難生活に収入自体もない。
それでも私は出向かずにはいられなかった。
今思えば自制出来ないその衝動が生まれてしまったあの時、
あの時にはもはや山の雄鹿相手に体を売る事を決意していたのかもしれない。
誰もいないはずの山の奥から
今日も人と鹿が戯れる救いの無い叫喚が木霊している。