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みやこみゃんこ

ぴるぴるぴるぴるぴるぴるぴるぴるぅぅぅぅぅぅうう~♪

BBQ好き? ブログネタ:BBQ好き? 参加中
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旅客機墜落からまもなく二日目。

早くも私の体は半獣化していた。


身を守るために濃くなった体毛、

生の肉でも簡単に切り裂けるよう鋭利化した犬歯、

握られると力が抜けていく尻尾。


挙句の果てには満月を見るたび巨大な猿へとその姿を変えては
天下一武道会の会場を破壊しつくしたり
炊飯器の中に大魔王を封印しようとして失敗したりと漫画のみならず
アニメや映画に関連商品までが世界中で爆発的な人気博す活躍を見せるのだが

詳しくは集英社より出版されている全42巻の単行本で各々確認して欲しい。



そんなことより問題は残り6日でどのようにして死ぬのかということである。
今更鳥山明の印税収入にささやかな貢献をしている場合ではない。


ましてやお気に入りのホストの売上に貢献している場合ではないのだ。


しかし山奥での遭難生活にくたびれた私は
気がつけばもはや自分の意思では抜け出せなくなっていた。


煌びやかなネオン。訪れる人々の華やかな衣装。麗しき男達。
何もかもが現実離れしていて過ごす時間はいつも幻のよう。


とはいえ単なる街のしがない遭難者でしかない私が

毎晩通い続けられるものではない。

そもそも遭難生活に収入自体もない。
それでも私は出向かずにはいられなかった。


今思えば自制出来ないその衝動が生まれてしまったあの時、
あの時にはもはや山の雄鹿相手に体を売る事を決意していたのかもしれない。


誰もいないはずの山の奥から
今日も人と鹿が戯れる救いの無い叫喚が木霊している。

自分の事何年先まで予想できる? ブログネタ:自分の事何年先まで予想できる? 参加中
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月光に照らされた夜の街角。
いつもの如く私は客を待っていた。


社長さんいかが?お安くするわよ?後腐れの無いヘブンを覗いてみない?


私はネオンの波間を自由に泳ぐ夜のマーメイド。
官能的な光を見せる輝く鱗で今日も男達をロマンの海へといざなうのだ。


強調された谷間にスリットから覗かせる青白い肌。
瑞々しい耳元を濃密な紅のルビーで飾り
ふくらかな胸元には鈍く輝く万能包丁が突き立てられていた。


一人の客が私に刃を突き立てたのである。


日本文化センターテレホンショッピングでお馴染みの万能包丁。
今ならピーラーやスライサーもセットで

5980円でお買い求め頂けるその包丁の先端は
私の体を貫くとそのまま背後の壁に突き刺さった。

なら特別に封印のアビリティも施されているということで
私は完全にその地へと封印された。



私は動くことすらままならず気がつけば百年の月日が経過した。


百年もの時間は私に様々な変化をもたらした。
特に毛に変化をもたらした。

毛の色は黒から白へ、白からベージュへ、ベージュから紫へと
パーマをかけた更年期女性のヘアカラーのような移り変わりを見せ、

無駄に家族の不安を煽った。


娘からの涙の懇願。
お願いだから昔みたいな優しくて綺麗なママに戻って…。


娘もいないのに聞こえる懇願。

更年期の影響から私は幻聴に苛まれいた。


今日も何処かの夜の街で私は訪れることのない客を待ち続けている。


そして百年先の私もまた、同じようにここに立っているに違いない。

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部屋に残されていた一枚の写真を手がかりに

私は再びカリフォルニアへと向かっていた。


カリフォルニアに全ての答えがきっとある。

死ぬ為の手がかりがきっとそこにあるはずだ。


写真に写った男が私にそう告げていた。

とうとう幻聴を聞くようになり始めていた私を

カリフォルニアで待ち構えていたのは一枚の写真。


そこに写った男の姿に私は覚えがあった。

カリフォルニアに残されていた一枚の写真を手がかりに

私は再び東京へと向かった。


東京に全ての答えがきっとある。写真に写った男が私にそう告げていた。

もはや私の幻聴は留まるところを知らない。


到着した東京で私を待ち構えていたのは案の定一枚の写真。
私は写真の男に導かれるかのように

再びカリフォルニアへと向かっては再度東京へと向かい、

気がつけばカリフォルニアと東京を往復すること88回。


私の身体はエコノミークラス症候群に蝕まれていた。


お医者様は!お医者様はいらっしゃいませんか!


だが呼びかけに答える者はいない。でもそれでいいのだ。


ままならなくなっていく呼吸に薄らいでいく意識。
血液が果てしない何処かに引いていく音が聞こえる。

帰って行くのが判る。ようやくだ。ようやく死ねるんだ。


安堵が瞳を閉ざした。
ぱちりという音が聞こえたかと思うと暗い瞼の裏のスクリーンが

今となってはもう遠い東京の空とカリフォルニアの

群青を映してそして消えた。