もちろんトヨタの四駆の型式や車名でもなく、懐かしの日産のエンジンの型式でもなく。
フロアジャッキのことです。
家で使ってる小型のフロアジャッキがですね、ここ数年調子が悪くて。
まぁ「全然上がっていかない」というお決まりの不具合で、それでもアホほどポンピングするとそれなりに上がるのでだましだまし使ってたんですが、先日タイヤ交換してるときにピストン部分から結構な量のオイルが漏れてくるようになりまして。
ああもうこれはどげんかせんといかん(死語)と思い立ってリペアしました。
ネットで調べると(調べるまでもないけどw)
・可動部のOリングがヘタってオイルが漏れる
・オイルが減ってエアが入り込んで圧が上がらない
・Oリング交換&オイル補充&エア抜きで直る
てことなので、その通りに。
途中からしか写真撮ってなかったのでいきなり
バラしてます。
真ん中の穴はオイル補充用の穴で、右のナット部分がピストンが入ってる部分です。
(さっきから言ってるピストンはジャッキ本体のではなく、本体のピストンを上げるというか伸ばすために押し込む部分のことです)
ピストン以外のバラしたパーツ。
で、ネットで調べた大半は「ピストンのOリングを交換」だったんですけど、
無いのw
どういうこっちゃと思ったら
嵌める穴の方にOリング入ってるやつでした。
(この写真はもう外してありますけど)
んで、
これ持ってホームセンター行って、
合うサイズのを買ってきました。
(いや、目視じゃなく規格やら何やらちゃんと調べましたよ。外したリングのサイズも勿論確認しました)
リリースバルブの方のOリングも交換したほうがいいのかもしれないけど、そっちは今のとこオイルが滲んだりはしてないんですよね。
なので今回はいいかなと。
そんでもって、どうせならオイル補充するより全部交換してしまおうと。
まぁオイル抜いてみたら(多分)半分も残ってなかったし。
(抜くのは本体ひっくり返して補充穴&ピストン穴からオイルを出すだけです)
たまたまウチに
無開封のヤマハの青缶がありました。
バイク乗るわけでも何かしらの発動機があるわけでもないのに何故こんなものが?
しかも「ホームセンター松崎」の値札シールって、いつのものだよw
「ホームセンター松崎」って、DCMグループになった「DCMサンワ」の前の「サンワドー」のそのまた前身のホムセンだよw
DCMサンワ自体も、もうないですけど。
そういや「ホーマック」って名前も無くなって今全部「DCM」だよね。
閑話休題。
まぁとにかく、何故かあるヤマハのモーターオイル。
だいぶ古いけど無開封だしエンジンに使うわけじゃないから問題ないでしょう。
ジャッキのオイルだって下手したら2,30年そのままみたいなこともあるだろうし、そう考えたら全然イケる。
で、
100均で買ったオイル差しに移し替えて補充。
補充
↓
リリースバルブを緩めたままピストンを素早く数十回上げ下げ
↓
エアが抜けて(補充穴から見えてる)オイルが減ってきたらまた補充
↓
またピストン上げ下げ
これを数回繰り返してオイルが減らなくなったら補充完了。
補充穴のゴム蓋をハメて上部のカバー板もハメて、
車にジャッキかけてテスト。
レバーのストロークも手応えバッチシ、漕いだ分ちゃんと上がっていく。
この状態で1時間くらい荷重かけっぱなしにしときましたが、下がってくるようなことはなかったです。
ただ、ピストンを上げ下げしてると
ピストン部分からオイルが滲んでくるんですよね。
換えたOリング自体が緩いのかなと最初思ったけど、Oリング換える前は「滲み」どころじゃなく「漏れ」てたから換えたOリングはちゃんと機能してると思います。
これね、この写真でも上の方の写真でも見たら判るけど、ピストンに結構擦り傷が着いてるんですよ。
多分そのせいで微妙に滲んでくるんだと思う。
まぁこれくらいなら許容範囲でしょう。
年に数回しか使わないし。
一応修理は出来たと。
ついでに、
サビが出てた皿部分をワイヤーブラシでサビ落としてサビ転換剤塗っときました。
更についでに、
100均の穴開きステーとその辺にあった塩ビ管で持ち手を作って取り付けました。
些細なことですが取り回しが向上しました。