Cakewalk勉強企画
↑を「Cakewalkだけでリワーク(歌を除く)」
連載最終回にして完成披露な回なのですが、
もう共感しかないのでリブログ記事とさせていただきますw
ホントにミックス・マスタリングは切りが無いのですよw
ちなみに、CAKEWALKを立ち上げるとポップアップウィンドウに必ず一言添えられてるんですが、その中に
てのがありますw
いやもうホントにね、どっかで見切らないと永遠に終わらんよw
この中の「et_test◯◯.wav」ってのがミックスを変えて書き出したものです。
最終的に28回、ミックスし直してますからねw
まぁクオンタイズとベロシティに「ランダマイズ」かけてるせいで書き出す度に演奏自体が微妙に違ってるのも、書き出した量が増えた一因でもありますが。
(一旦トラックごとに素の状態でwav化すれば済む話ですけどね、今回やってませんw)
(tscmとあるのはPC新調して以降ーオーディオインターフェースをタスカムに変えたーのファイルです。-1dbというのは動画用にピークを下げたもの。これは後で説明します)
(この、DTM環境が変わったのも書き出し量が増えた一因ですね)
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昔、新年恒例サンデーソングブックの「大瀧詠一との新春放談」で大瀧さんがロンバケだったかEach Timeだったかの話をしてて(ちなみに今回の曲ーというか小説ーのタイトルはそのEach Timeから拝借してますが、これは相方の小説のタイトルが「Everytime」だったのでそれに合わせたんですね。)、
「今聴くと歌(の音量)が小さい」
「自分でミックスしてるじゃん、すると、やる度にボーカルが奥に引っ込んでくの」
(大瀧作品のエンジニアとしてちょくちょく名前が出る「多羅尾伴内」というのは大瀧氏がエンジニアをやるときの変名です)
「聞こえるの、自分が歌ってるし自分の声だから」
「もうどんなに小さくても聞こえるよ、歌ってなくても聞こえる(笑)」
まぁ最後の一言は冗談ですがw、でもこれね、最初から最後まで自分で作ってる人は思い当たること多いんじゃないかなぁ。
自分は歌も含め全部打ち込みで作ってるわけですが、これはね、生意気な言い方ですが「どんなに小さくても聞こえる」という大瀧氏の上前をはねるレベルで全部聞こえますよ。
だって全部自分で作ってるんだもん、出来上がっていく過程の情報も全部判ってて聴いてるから。
ほんとにね、「鳴ってなくても聞こえる」勢いですw
「聞こえる」より「知ってる」の方が正しいのかもw
だからどうだと言いますとですね、大瀧さんの歌と同じでミックスする度にあちこちの音が小さくなっていくんですよ。
「ハットうるさい?」って下げて、
「ベースでかいか?」って下げて、
「歌出すぎかなあ?」って下げて。
てことを延々繰り返すわけです、知ってるからw
で、全体がどんどん小さくなる、と。
で「いや、ちょっと小さいな」ってミックス見直してw
これを回避するのはまぁ、一人でやってるなら一回間を開けるくらいしかないんですけどねw
まぁ他にもアレだ、その日の体調とか気圧とかによっても聴こえ方とか違うしね。
タマにあるでしょう、よく知ってる曲だけど
「なんかテンポ速くね?」とか
「こんなにシンセきつかったっけ?」とか。
それくらい、聴こえ方なんて水モノだってことです。
だから「終わりなし、見切りあるのみ」なんですな、ミックスは。
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そんな、永遠とも思えるミックス地獄を経て何とか完成(見切りかw)にこぎつけました。
前回、「書ききれてない説明は次回で」みたいなことを書きましたがそれは後回しにしてとりあえず聴いてもらいますかね。
「EACH TIME -original ver.-」です。
「30回近くミックスし直しといてこんなもんかよ」という感想もあるかもしれませんけど、
まぁこんなもんですw
てか別に全然違うミックスを30個作ったわけではないのでね。
微妙にイジったモノが30個あるというだけで。
回り回って7回目と22回目はほぼ同じだったかもしれないしw
マスタリングでは、
Pro channel(画像右側)でイコライザーとコンプレッサーを使って全体のバランスと混ざり具合を調整。
このコンプ(PC4K S-type。SSL4000のシミュらしいです。ああ、「4000」だから「4K」なのか、今書いてて気づいたw)は、まとまりがイマイチな楽曲でもいい感じにまとめてくれるというか、絶妙な加減で握ったおにぎりみたいな感じ(?)にしてくれて、ホント最終段階のまとめ役にいいですねえ。
その後に「Channel Tools」と「Boost11」(画像左側の2つ)というCakewalkネイティブのエフェクターを使用。
前者は説明が難しいんですが、音の左右センターのバランスとか音量とか広がりとかを調整するエフェクターです(雑説明)。
今回はサイド(左右)の音量を若干下げるのに使いました。
後者はまぁ、リミッターです。
設定したレベルを超えないように大きい音を圧縮しつつ音量を上げて、結果として音圧も上がるエフェクター(雑説明その2)で、マスタリングではほぼデフォで使われますね。
(「マキシマイザー」とか「マスタリングエフェクト」と言われるものも、核というか肝となる部分は「リミッター」です)
Boost11は音量とピークレベルの設定しかイジるとこがないので簡単でいいですw
今回は、音圧自体は今どき(というかちょい前かな)にしてはそんなに上げず、その上で
ピークを-0.2db辺りとしました。
が、
↑前に記事にしてるようにYouTubeではピークが-1dbと決められてるので
動画用音声は音量を下げて-1dbにしました(マスタリング変えたわけではないです、単純に書き出したwavファイルの音量を下げただけです)
これでカットはされませんが、ご覧のようにピークを下げても平均音量が-14.5dbなので音量調整がかかってしまいますね。
YouTubeで確認したら2.2db下げられてました。
やはり、つべの基準最大(平均)音量は-16.7db辺りなんですねえ。
まぁこれくらいならいいでしょう。
ボリュームマックスで聞く人もそんなにいないでしょうし。
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アレンジやミックスや音作りの方向性を考えてる頃、ウォーキング中にスマホから
これが流れてきたんですね。
ご存知カーディガンズの日本でやたらヒットした曲ですが、この曲が入ってる
2ndは自分は持ってないんですよね(持ってるのは3rdくらい)。
なのに流れてきたので「何かのコンピとかに入ってたかなぁ、まぁなくはないか」と確認したら
「オースティン・パワーズ」のサントラに入ってました。
さもありなん。
で、この曲を聴いたときに
「ああ、この路線はアリかも」と思いまして。
もっと細かく言うと
「タンバリンスタジオ(でレコーディングされた楽曲)風な方向性はいいかも」と思いつきましてね。
音楽プロデューサーのトーレ・ヨハンソン率いる「タンバリンスタジオ」、そこで生み出されるちょっと牧歌的でアナロジーな感じはいいかもなぁ、と。
(トーレ・ヨハンソンやタンバリンスタジオについては各々ググってください)
で、ウチにある
タイトルもそのまんまなタンバリンスタジオ作品のコンピや
トーレ・ヨハンソンのバンドと言うかユニットと言うかプロジェクトというか、
なんか、そんなののミニアルバムや
知世ちゃんのトーレ・ヨハンソン・プロデュースなアルバムを聴いたりして、タンバリンスタジオ・サウンドを自分にインストールしました。
なので、真っ直ぐそこを目指したわけではありませんがある種の指針にはなったので、割りとタンバリンスタジオっぽい音作りやミックスに寄ってる気がします。
特にギターやドラムは、きっかけになったカーディガンズの「カーニバル」の影響が出てるかも。
あそこまでデッドな音にはしてませんけど。
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音雲版も貼っときます。
こっちはつべと違って-0.2dbピークのままで尚且つ24bit/48kHzの(一応ハイレゾ)wav音源です。
サイト上で再生するときには勝手に圧縮変換されてしまうので音質は若干落ちますが、PCなりスマホなりにダウンロードすれば(一応)ハイレゾのままです(その代わり64MBとちょっと大きめですが)。
まぁわざわざダウンロードする人がいるとも思えませんけどw
あと、一応カラオケも作っときました。
これも需要があるかどうかは判りませんがw
歌とミックスすることを考慮して音圧は本チャンより抑えめにしてあります。
ああ、歌詞。
歌詞は前の記事で載せてるし後述の記事でも載せますのでそれでどうにか![]()
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各パートの説明もするつもりでしたが、せっかく全部作った曲なので「DTM講座」じゃなく「DTM」テーマの(楽曲)記事として改めて記事にします。
(前回のDTM講座で作った曲は一番だけだし歌詞もつけてないしね)
で、その時に書ききれてない諸々の説明を書こうと思います。
てことで(?)、
全十数回に渡る「from DTM to DAW」、ご精読ありがとうございました。












