完成なのですが、披露の前にちょっとだけお付き合いください。
各パートの設定。
1,2,3,4,7,8,9,10chを使ってます。
何で5、6が空いてるかというと、あのー、MIDIって一応共通規格で10chはドラムって決まりがあるんですね。
勿論ほかのchをドラムにしたっていいんですが、最低限の決まりごととして「10chはドラムにしときましょう」てのがありまして。
要するに、音階のある楽器なら違っても違う楽器の音で鳴るだけだけど、ドラムパートを違う楽器の音で鳴らすと意味不明になっちゃうので、そこだけは基本的にリズムパートで固定しましょうという事です。
で、だからってわけでもないけど、ベースはその隣にするのが俺の癖でしてw
他の楽器は作る順番で1chから順に決めて行くので、間が開いてるんです。
メロやコーラスはその時によるけど、今回はパート数も多くないと判ってたので8chにメロで追加で7chをコーラスに。
楽器の数が多い場合は11ch以降にすることが多いですね。
1chはエレキギター。
リバーブ(右下)は超薄め、定位(Pan)は右50%くらい(64で100%なので)。
この音色自体は中域強めのクリーン系ですが、エフェクター(右側の「INSERTION」のとこ)でオーバードライブをかけて歪ませてます。
歪み系のギターを打ち込みで作る時は、それ系の音をそのまま使うよりエフェクターで歪ませたほうが断然良いです。
元のノートの強弱(要はピッキングニュアンス)で歪み具合も変えられるしね。
2chはピアノ。
リバーブ薄め、定位は左50%くらい。
ピアノの音色は、曲を作っていく過程でかなり変えましたね。
他のパートが入ってくるとそれまでの音色がなんか違ってる感じがしたりしてね。
3chはアコースティックギター。
エレキやピアノよりはリバーブ多め、定位はセンターですがコーラスを軽くかけてちょっと音を左右に広げてます。
アコギはね、こういう曲というかアンサンブルでは基本音デカくなくてもいいです。
全体の厚みを増す役割というのかな。
前々回の記事の、楽器一つづつ重ねてく動画聴いたら判るけど、まとめて聴いたらあんま聴こえて来ません。
ただ、(意識しないと)聴こえてこなくてもそこにはある、というのがこういう曲では大事です。
4chはリードギター。
リバーブはアコギと同じ、軽くコーラス。
これは元の音色が歪み系(オーバードライブ)で、そこに「オーバードライブ+ディレイ」というエフェクターでさらに歪ませてます。
歪を強くする時はこのやり方がいいです。
ビブラート(5つの黒いやつの中の左上のやつ)をギターのそれっぽく弄ってますね。
あと、ピッチEG(左下)で、出音の瞬間のピッチがちょっと(ほんとにちょっと)シャープするようにしてます。
1秒のロングディレイですがフィードバックは「1」でミックスは「71」。
これは、返りが基本1回の設定(かなり小さめの返りがその後もあるけど)です。
ドライブ(歪み)自体は元の音色との兼ね合いもあってそこまできつくはしてないです。
5、6飛ばしてついでにメロとコーラスの7、8も飛ばして(メロは俺の場合サックスの音色使うことが多いです。コーラスはその時々で色々)、
9chはベース。
リバーブ無し。
イコライジング(黒5右上)で中高域チョイ上げ。
エフェクターでコンプレッサーかけてます。
基本的にベースはコンプかけますね、俺は。
10chはドラム。
他よりリバーブ多め。
ま、ドラムの設定はこの画面だけでは出来ませんけどw
この「スタンダードMUベーシック*4」と言う(MU500の)ドラムセット音色、俺はよく使いますね。
んで今一度。
全体のイコライジング(画像下部)はこんな感じです。
外付け音源の場合、出来た楽曲を(WAV等の)音声ファイルにするにはMIDIファイルをシーケンスソフトで再生して音源鳴らして、さらに同時に(PCの)録音ソフトでそれを録音しなければなりません。
ソフト音源ならWAV化はPC内というかシーケンスソフト上で出来るんだろうけど、外付けはそうも行かない。
さらに、外付け音源て音量小さくてね。
特に俺の場合、音源とオーディオインターフェースは光デジタルで繋いでるので録音レベルの調整が出来なくて。
なので、最終的にSoundEngineで音量や音圧の調整をします。
で、出来上がったのがコチラ。
映像はMIDItrailの3D横スクロールで。
では、どうぞ。
いかがでしょうか。
…まぁ、こんな感じでしょうw
ベースの音がちょっと大きいかなという気もするけど、でも、今どきは割とこんなもんでしょ。
多分完パケ作るならもうちょっと装飾的なパーツを足したりもするんだろうけど。
以上、十数回に渡ったセルフカバーというかリメイクの(役に立つんだかどうか判らない)DTM講座、でした。
お付き合い有難うございました。