完成編です。
長いのは御容赦。
ボディにパーツを全部取り付けて、ネックを取り付けるわけですが。
このままだと弦高が高い気がする。
気がする、と言うかネックを仮留めして定規を当てて検証したら、そんな感じだった。
ボディを掘ってブリッジを落とし込みにして取り付けたにもかかわらず、だ。
何ならあと3mmくらい掘っても良かったかもしれない。
まぁここまできてやいのやいの言ってもしょうがないんで、
シム挟みます。
右の2枚を重ねて使います。
んで、ネック用のビスですが。
ネック側の2本が、長さが中途半端でね。
長さで探すと太さが合わない(細い)。
太さで探すと長さが合わない(短いのがない)。
その辺に売ってるのは、そんな感じでさ。
で、ネットで色々検索してたら、ウチから車で10分位のトコにネジの専門店があって。
専門店というか、所謂業者向けの会社なんだけど、小売もしてくれるらしく。
イソイソと向かって、買ってきました。
やっぱ専門店はいいね、当たり前に丸皿ビスがあるもんw
通常のネック用ビスは4.3mmとか4.5mmとかだけど、今回は5mmのを使います。
ネックを留めて、
弦張って、
完成。
こんな状態だったTokai ST-60のボディが、
こうなり、
こんな状態だったAriaProII CS-350のネックは、
こうなりました。
ボディ裏、ビフォー。
アフター。
ディープジョイント且つ
雑な加工だったネックジョイントは、
このように。
ストリングブッシュは、てんでバラバラ。
特に1弦は酷い。
ま、弦交換の時以外は目につかないから、少なくとも弾いてる時は気にならないよw
元がストラトボディなのが一番判る部分だね。
ここと、
このエルボーコンター(ボディ左の、斜めにカットされてる部分)とジャックプレート(の位置)、
この3箇所だけが、かつてのボディの面影だ。
ストラップピンをセンターじゃなくズラして付けたのは、どうせストラップ付けて構える時に
ギターはまっすぐと言うか水平に持たないだろうし、それならこの辺にあったほうが
構えた時にちょうどいい位置(?)だろうと思って。
それに、
こうやって床に直置きで立てかけた時、倒れにくい。
見るも無残だったヘッドも、
それなりな感じに。
あ、ペグも、元々このネックに付いてたものです。
デザインの元になったMacと並べてみた。
やっぱシャープさに欠けるなw
まぁ、完コピしたかったわけじゃないからいいけどね。
あと、ペグはやっぱもっと内側に付けるべきだったよなぁ。
パット見判らないけど、この角の直線とエグレてるとこのライン、微妙にズレてるんだよねぇ。
エッジのアールが緩くないからどうしてもラインが合わなくてさぁ。
ほぼピッタリに収まったエピフォンのハム。
フロント用だけど、弦はかろうじてポールピースよりは内側に収まってます。
レジェンドのシングルコイル。
カバーは黒のほうが良かったかなぁ。
でも、黒のカバーはウチには1個しか無いんだよねー。
ネック&ペグと同じ、CS-350のブリッジ(ストリングブッシュもね)。
バネが1個だけ足りなかったので6弦のオクターブ調整ネジだけバネは付いてませんが、
どのみち6弦コマの位置は殆ど下の方なのでね、あんま必要ないのよ。
面白かったのはさ、弦貼る前に一応コマの位置を合わせたのね。
合わせたというか、各コマの相対的位置関係ってある程度判るじゃん、ギター弾きなら。
で、1弦の位置適当に決めてそこから各弦のコマを適当に合わせたんだけど、
いざ弦張ってちゃんと調整したら、4弦と6弦以外無調整w
一応巻き尺で1弦のコマの位置確認したら、ちゃんと628mmだった。
こんなことってあるんだね-、ビックリ。
弦高調整をしてもコマがここまで前傾。
やはりあと2,3mmは掘っても良かったね。
調整したと言っても若干高めかな。
フレットが減ってる箇所とかも結構あるのでこれくらいが限界かなぁ。
その、所々減ってるフレットだけど。
2弦の4,5フレット辺りがちょっと音が詰まる感じするけど、それ以外は概ね大丈夫。
あんだけ減ってたにしては、わりかし普通に弾けてる。
この、キャビティカバー(表)落とし込みツライチ作業がなきゃもっと早く完成してたよなぁw
音は、まぁフロントとセンターはレジェンドのピックアップだしね、知れてるよねw
リアのエピフォンも、フロント用だからかイマイチパワフルな感じじゃないなぁ。
ただ、どのポジションもクランチ気味な感じで鳴らす分には悪くないよ。
安モンのポットのせいなのか何なのか判らんが、ボリュームだけで
クリーン→クランチ→ソロを賄える。
まぁ電装系は有りもん付けただけなのでね、感想を述べる程のものでもない。
それより、
(やっぱシングルコイルカバーは黒だよなぁ…)
作ってる間はさぁ、もうちょっとこう、ファニーと言うかキュートと言うか愛らしいと言うか、
可愛らしい感じに出来上がると思ったんだけどさぁ、
思ったほどそうでもないんだよなぁ。
いや、なかなかポップな出来上がりだとは思うよ(自画自賛)。
思うんだけど、なんかこう、無駄にエッジが効いてるというか、妙にシャープな感じと言うか…
そう、エッジ。
やっぱアレか、エッジのアールをもっと緩めにするべきだったか。
ラインが直線な場所が多いだけに、エッジがキツイと柔らかい感じが出ないのかな。
モデルにしたこの、アルバート・リー・モデルくらい(のエッジ)にしとけばよかったかな。
まぁ良い。
兎にも角にも、Tokai-Aria、これにて完成の終了。