ビジネスを安定して回すうえで大事なことに、
顧客のリピート率があります。

売上を増やすために新規顧客の開拓、
それから顧客単価を上げることは大事ですが、
それ以上に重要なのがリピートです。

一度ご利用(ご購入)いただいたお客様に
いかにして複数回ご利用いただけるか、
ビジネスの安定はリピートにかかっていると言っても過言ではありません。

以前には、こんなツイートもしました。


そんなリピートについて、今日とても良い体験をしました。
近所にある焼き鳥屋さんに行ったのですが、
なんと、そこの店員さんが私の名前を覚えていたのです。

こんな体験は初めてなのでビックリしました。

初めてお伺いした時は非常に丁寧な接客をされ、
2度目に行った時は顔を覚えててくれた、さらに、
今回3度目に行った時は名前まで覚えてた。

これって簡単そうに見えて、とっても難しいことです。
よっぽどお店の文化としてお客様を大切に
扱う精神が根付いているのだと感じました。

それだけに、感動しましたね。

誰でも出来ることだけどやってる人がほとんどいないこと、沢山あります。
お客様に興味を持ち、覚える。
これを意識するだけでリピート率は飛躍的に上がるなぁと、
自分の体験を通して感じた1日でした。
最近改めて思うこと、人間という生き物は、
見ている方向、設定したゴールに進むんだな、と。

目標を低く見積る、範囲を絞ってしまうほど、
見えるものは狭まってしまう。

逆に、「今の自分には無理かな」と思える方向を向くことで、
想像できないぐらい飛躍的に成長できる。

例えば、弊社の例でいえば、
「日本国内に留まってていいの?求めてる人がいるなら世界一とればいいんじゃないの?」とか、
「本当にこの案件数しかできないの?限界を超えて案件を取ったら新しい世界が見えるんじゃないの?」とか、
視野が広がっています。

こうやって、今まで自分達が見えていなかった領域を見ようとするからこそ、見えてくる世界がある。

ある意味、今までの自分を疑って、
常に破壊していく姿勢が大事だな、と。

"現状維持は後退なり"という言葉がありますが、
本当にそうだなと思います。

自分自身を常にアップデートしていける環境、
変えていける勇気、度胸、気概、好奇心、
そういった気質が大事になりますね。
商売をやっていると正直、
「これって面倒臭いなぁ」とか、
「手間がかかって大変だなぁ」と思うことが多々ある。

ここ数年前までは、恥ずかしながら、
「もっと楽に稼ぐ方法ないかな〜」
とか思ったこともあった。

でも、この2〜3年でその考え方は180°変わった。
今では、面倒なもの、手間のかかるものほど、
価値を感じるようになってきた。

その理由の一つ、まずは商品価値という視点。
簡単に手に入るもの、すぐに出来てしまうことに対して、
お客様はお金を払ってくれるはずがない。

たとえば、もしダイヤモンドや金、プラチナなどが、
その辺の道端に落ちていたとしたら?
今みたいに高値で売買されることはない。

これは何の商売でも同じこと。
手間のかかる仕事をしていればいるほど、
お客様はお金を払うし感謝してくれる。

手前味噌で恐縮ですが、
私が運営している『サイト引越し屋さん』もその好例。
正直な話、無料ブログからWordPressへの引越し作業なんて、
手間も労力もかかるし誰もやりたがらない。
だからこそ、代行業としての価値がある。

面倒なことに価値が生まれるもう一つの理由は、
参入障壁という視点。
面倒な仕事、サービスほどライバルに真似されにくい。

たとえば、ある会社員が独立してビジネスを始めるとして、
3ヶ月後に月30万稼げるビジネスと、
2年かかるけど月200万稼げるビジネスがあれば、
前者を取ってしまう人が多い。
(もちろん、独立の目的によって目指す所は異なるが、、、)

インターネット広告などを見ていても、
「片手間で◯◯万円稼げます!」とか、
「誰でも簡単に△△万円があなたの手に!」
みたいな広告が今だにある。
それは、そういう広告に引っかかる人が多い証拠。

そういった点から見ても、
時間と手間、努力、研究が必要なビジネスは、
魅力的には見えないしやりたいとは思われない。

またまた手間味噌ですが、
先ほど話に出したサイト引越し屋さんというサービスも、
エンジニア友達に話をすると、ほとんど誰も興味を示さない。
そんな時、私は逆に安心する。笑
魅力的に映らない=ライバルが増えにくい ということだから。

以上のような点から、
面倒臭いこと、手間のかかることには、
それ相応の価値が生まれるものである。

お客様は神様、小さい頃に聞いた覚えがあります。

私が初めてアルバイトをした高校2年の時も、
10種類以上のアルバイトを経験した大学時代も、
卒業してから新卒で入社した会社でも、

「お客様は神様」とまではいかないまでも、
「お客様は偉いんだ」と思っていた節があります。

でも、会社を独立して自分で起業してみてからは、
その認識はまるっきり違うものになりました。

お客様は業者を選ぶ、業者もお客様を選ぶ
これが今の私の考えです。

どういうことか、、、

お客様はもちろん、出来るだけ安いコストで
出来るだけ高いパフォーマンスを得たい。
だから、色んな業者を比較検討して、
もっともコスパの良い業者を選ぶのは当然のこと。

じゃあ、業者のほうは?

もちろん業者も(良い業者ほど)お客様を選ぶ。
ここでの選ぶとは、大きく2通りある。

1つは、お客様がイメージしている商品と自社の商品がマッチしているか。
仮にお客様が自社の商品に興味を持っていたとしても、
お客様の希望を満たせない、または誤った認識をしている場合、
こちらからその旨を伝え、場合によってはお断りする必要がある。

でないと、お客様としては騙されたような気持ちになるし、
あとで揉める原因になってしまう可能性があるから。
もし真摯に説明して、それでも購入したいと言ってくださるなら、
それは責任を持って売るのは良いと思う。

そして2つ目の選ぶの意味。
これは人間性というか、性質の話。

お客様といっても、色んな方がいます。
物腰低く謙虚にご依頼される方もいれば、
そうではない方もいらっしゃります。

特に、挨拶が出来ない、名前を名乗らない、
こういった方には特に注意が必要。

ビジネスをしていくうえで、お互いを尊重し、
信頼し合う、これってとても重要なことです。

でも、挨拶もせず自分の主張だけを言う、
こういった方が相手を尊重できるとは思えないし、
信頼できるとも思えません。

こういった類の方はお断りしたほうが良いでしょう。

幸運なことに、サイト引越し屋さんには
皆さん素敵なクライアント様が集まってきています。
お客様が素敵だとこちらもより一層身が引き締まります。

こんな素敵なクライアント様にもっと貢献できるよう、
これからもサイト引越し屋さんの求めるお客様像を忘れず、
そのお客様に全力を尽くしていこうと思います。
今日1日を通して2つの出来事から学びを得ました。

1つ目は、お客様への配慮。
実は本日日中に初めてお取引するクライアントから電話が来まして、
その際の自分の対応に後々「まずかったなあ」と。

というのも、初めてのクライアントということは、
当たり前ですがお互いに相手のことを知らないわけで、
不安や緊張を抱えながらの問い合わせのはずです。

その際、私の何がまずかったかというと、
「相手も分かってるだろう」という体で話してしまったこと。

相手がどれぐらいの知識や技術を持っているかわからないにもかかわらず、
「ここまでは知っているだろう」という認識で話していたのです。

そのため、クライアントとしては頭にはてなマークが浮かんでしまったわけで、
私も慌てて1から説明した次第です。

お客様は様々、知識を持った方もいれば、
Webに不慣れな方もたくさんいる。

であれば、皆が分かるように接することが、
最高の接客であると感じました。

2つ目に学んだ事、実はこれも同じ。
少々プライベートな話題ではありますが、
本日仕事終わりに歯医者へ行きました。

私は歯医者が大の苦手で、
今回行くまでに何日も後回しにしてようやく出向いたほどです。

そんな歯医者さん、私の家から歩いて行ける距離に10件以上もあり、
ネットで口コミなど調べて「ここだ!」と思うところに行ったわけです。

それが当たり!

医師の方の技術はもちろんのこと、
接客の面まで非常に安心できる歯医者でした。

何か処置をする前はしっかり作業の意図を伝え、
こちらが疑問に思った事は丁寧に答えてくれる。
こういう歯医者だと本当に安心できます。

実は昔、とんでもない歯医者にかかったことがあります。
こちらの疑問に対する答えなく、むしろ分からないといった様子、
機材は古く、終いにはドリルのような機材の先が破損し、
私の口内で飛び散る始末。
歯医者嫌いの私にはかなりのトラウマです。

でも、今回の歯医者はとても良かった。
こんな風に安心できて"信頼"できる人にであれば、
"通常よりお金を払ってでも"頼みたいと思いました。

コピーライティングや心理学系のビジネス書にもよく出てきますが、
人間は痛みや恐怖から逃れるためにはいくらでも犠牲を払います。

私が今日行った歯医者さんに感じたように、
お客様に真摯に対応して信頼を勝ち取ることが出来れば、
お客様のほうから喜んで購入してくれます。

改めて大事な事を学びました。