現役を半分引退してはいるのですが、毎日会社には出ています。

 

ある種の数字のチェックと、何らかの揉め事への対応があったりするからです。

 

 

先日、懐かしい方の来訪がありました。

 

関西方面からです。

 

 

事務所には、6人ほどのスタッフがいました。

 

 

・先方いわく、「30年ぶりですね」

 

・私、「いやあ、随分と変わりましたね!」

   「ちょっと見では、全然わかりませんでした」

 

 

などと、

 

いきなり、随分と失礼なことを言ってしまいました。

 

現役を離れているからなのでしょうか、少しばかりピンボケも出てきています。

 

 

仕方がない面もあります、ふさふさだった頭部は百田尚樹もびっくり状態です。

 

 

似顔絵・百田尚樹 : アアト日曜画家

 

 

私の方も、おそらくは同様だったのでしょうが、相手の方は現役のバリバリです。

 

つまり、

 

真剣勝負の世界で生きているわけです。

 

そんな(失礼な)言葉は皆無です。

 

 

が、すぐに気が付いて、慌てて自分でフォローします。

 

 

スタッフに聞こえるように、

 

 

私・「こんな人がね、バリバリ仕事していっぱい稼ぐ人なんだよ」

 

その風貌には、生気があふれていて、満面の笑顔で私に語り掛けてきたので、とっさに出てきた言葉でした。

 

 

私・「ね、こんな方と付き合っていると、繁盛するんだよ!」

 

 

 

その後、昔話になります。

 

 

私・「前回聞いたような記憶がありますが、たしか、年末のカニを(その時期だけで)7~8千万円くらい販売していましたよね。

 

 

先方・「その後、増えて年間で6億円くらい売っていました。」

 

 

私・「それはすごい!」

  「カニだけで6億円ですか!」

 

 

当時、その方はある業界1位の組織のバイヤー職で塩干品を担当していました。

 

塩干品だけではものたらず、高額なカニも扱っていました。

 

私と出会った頃は、カニを始めて間なしの頃だったようです。

 

 

忙しくて、産地や製造工場を飛び回っているような仕事ぶりだった記憶があります。

 

 

当社と取引を開始したのは、私が開発した商品が、この方の目に止まったことがきっかけでした。

 

 

その商品とは、

 

実は、

 

私が、

 

大川総裁の書籍を読み込んでいた際に、

 

あるインスピレーションをいただいて開発できたものです。

 

 

それは、業界を揺るがすほどのヒット商品となり、各方面から注目を浴びたものでした。

 

 

会社としても、最高の利益を計上できた時期でした。

 

 

通常であれば、取引はほぼ無理な業界1位のバイヤーでしたが、

 

先方の方から、「扱わせていただきたい!」との申し出があったものです。

 

 

その方は、いち早くそんな商品を見出す眼力を持っていたわけです。

 

 

私が直接商談したのは数回程度で、その後は中途採用した営業担当に任せていました。

 

 

順調に取引は続いていました。

 

 

バイヤーの提案による新たな開発商品も、売り上げに貢献していました。

 

 

その後、その方の転職に伴い、多少の変化はあったものの、いまも取引は続いています。

 

 

が、

 

その昔話の中で、栄枯盛衰を改めて知らされることとなります。