還俗する、ということの真の意味は、実際に還俗しないとわからないでしょう。
還俗後、
仏の庇護から離れて、
欲得にまみれた俗世間での新しい修行に悶え苦しんでいる人を、
私は、何人か知っています。
この地上世界が、
「魂の修行の場」であることを、
改めて確認させられているのでしょうか?
もしかしたら及川幸久氏も、そんな方の内の一人なのかもしれません。
高級霊界の魂の修行がとのようなものなのかを、知ることになるのかもしれません。
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及川幸久氏は、出家する前は外資系の金融機関で働いていた方です。
米国ウォール街、英国シティといった世界中のマネーが集まる処です。
仕事の内容は資金の運用だったそうです。
日本の保険等を扱っている会社は、丸投げしてくれる(が、接待が必要な)得意先だったようです。
そんな様子で、世界中から集まる大金の運用を任されていたそうです。
及川幸久氏は、
社会人一年生時代から、
最先端の金融工学を駆使した''斬った張ったの世界''で、鍛えられたものだろうと推測します。
そんな世界で、敬虔なクリスチャンが働いていたわけです。
「富者が天国に入るのは、ラクダが針の穴を通るより難しい」
と教わっていたクリスチャンが、
大金を運用する業務についていたわけです。
その葛藤は、どれほどのものだったのでしょうか?
新人時代は、仕事を覚えるために必死で頑張ったものでしょうが、
ニ年目三年目四年目と、
時が経つにつれて、
クリスチャンとして学んだ内容と、
毎日の仕事とのギャップに、
疑問が湧いていたのかもしれません。
そんな、大金を預かり運用益を出して当たり前の世界から、信仰の世界へ転身しました。
出家し救世主の元で職を得た喜びは、何物にも代え難たかったもの、と推測します。
しかし、その喜びも永遠のものとはなりませんでした。
主の里帰りとともに、還俗することとなりました。
およそ30年にも及ぶ出家生活は、元の金融業界に戻ることを許してはくれなかったのでしょう。
結局、起業への道を選びました。
外資系金融マン → 出家(宗教教団職員) → 還俗 → 起業(経営者)
と、転身しました。
還俗の意味は、
「仏がお創りになった大きな組織の保護下を離れて、一人で生きていく。」
ということです。
過去の還俗者の、その後の姿を知っている私は、
さらに付け加えたい重要なことがあります。
還俗すると、守護霊の負担が増えるのだろう、ということです。
幸福の科学の職員で重要なポストに就いている人には、
天上界の高級霊が指導霊として見守っているが、
還俗すると同時に、
その高級指導霊か離れるのだろう、と私は感じています。
高級霊であればあるほど、仕事量も多くなり、忙しく毎日を過ごしている(と思える)からです。
あの世でもたくさんの仕事を抱えているのが、高級霊なのです。
過去の何人かの還俗者と接していて、そう思うに至りました。
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仏の庇護下にあってユートピア建設に身を捧げる道と、
仏の庇護を離れて、
悪霊が跋扈する世界に身を置き、
自分の身体を自分自身で守りながらユートピア建設に身を捧げる道と・・・
共に厳しい道であることは同じです。
苦しい時、仏はいつもあなたのそばにいる・・・
ということを知ってはいるものの・・・