若いタレントにはあまり興味がありませんでした、今でもそうですけど・・。
スマップという名前くらいは知っていましたが、中居クンもよくは知りませんでした。
TVの野球の番組かなにかに出ていたのを何回か観て、ああこれが中居クンなのか、
・明るくもないし(どちらかと言えば暗いし、)
・声もしわがれた変な声だし、
と、
いった調子で、
どうして人気があるのか、わかりませんでした。
それが、「ナニワ金融道」で、印象が変りましたね。
なるほど、なるほど、人気が出るはずだ、に変ったんです。
私が最初に観た中居クンは、この写真よりも10歳くらい老けた中居クンです。(御免なさいね、ファンの方)
映画のなかの中居クンは、若い時代で、おそらく20代ですね。
九州から出てきた(そのわりには九州弁ではなかったが・・)真面目で朴訥とした雰囲気がよく出ていましたね、最初の方の映画ではね。
3作目4作目では、少しばかり商売に慣れた感じもよく出ていました。
先輩の桑田との掛け合いが、本当に絶妙であって、これは演出の上手さもあるのでしょうが、
中居クンの味を引き立てていました。
ストーリー展開の面白さ、とキャラクターと台詞のミックス度が抜群で、久しぶりに楽しめた映画でしたね。
古い映画なのでしょうが、今日公開してもかなりいけそうにさえ思いました。
そして、
なぜだかわかりませんが、
50年近く前に観ていたあるTVシリーズを思い出したんですね。
素浪人「月影兵庫」です。
(再放送だったのかもしれません、たしか昼間放映していたように思えるので・・。)
「焼津の半次」との掛け合いが抜群でした。
飄々とした月影兵庫は「近衛十四郎」が演じます。
ひょうきんな焼津の半次は「品川隆二」が演じます。
掛け合いの面白さを教えてくれた最初の番組でした。
・
本日は久しぶりに大昔のことを思い出しました。
こんな味わいのある映画ドラマはなかなかできないでしょうね。
真面目に訴えるのも悪くは無いが、このような会話を創り出すのも、作り手の才能を感じさせて、何倍も楽しめますね・・。
キャスティングも見事だし、日本映画の人材の厚みは歴史が証明しています。