またまた、止水板(防潮板)の施工例です。

室内にエレベーターが有り、万が一、浸水するとエレベーターが動かなくなったら大変なので、止水板(防潮板)を設置する事を決断されたそうです。

今回は、御施主様が建築系のお仕事をされていたので、止水板(防潮板)納入と柱設置のみさせて頂き、床面の平滑処理と保管用の金具も御施主さんに御願いしました。
 
止水板保管場所

 
床面平滑処理

床面平滑用に使用したのは、御影石です。
床のコンクリートの不陸(デコボコ)も御施主さんが調整してくれました(すごい)。
 
止水板(防潮板)設置(道路側)

 
止水板(防潮板)設置(玄関側)

無事、止水板(防潮板)工事終了です。

今回の御施主様は、エコ推進派と言っても良いような方です。

太陽光発電、雨水タンクも設置されています。
 
雨水タンク

雨水タンクの設置するメリットとして、
1.節水 2.ライフライン復旧までの緊急対応用の水 3.微力ながら、都市型水害(内水氾濫)の抑制効果

が有るそうです。
確かに、言われてみれば、その通りですよね。
節水しか思いつきませんでしたけど・・・。


さて、太陽光発電の採算性も気になりますよね。
御施主様は、東京都と北区の補助金を使い、発電した電力を売ると「10年未満で、もとが取れる」とおっしゃっていました。
多分、太陽光パネルのメーカーによっても違うのでしょうけど・・・。
(太陽光パネルの性能も日進月歩なのでしょうね)

環境にやさしい御施主さんでした。

東京は、昨日午後から降っている雨が、まだ降っています。
8時頃は、ちょっとひどい雨に・・・。
・・・9時から止水板(防潮板)の現場調査なのに、小降りになってくれ(自分勝手)・・・orz


午後には、雨はやむそうです。


台風2号も発生しました。


アジア名の「Songda」って、どんな意味?どんな物?でしょうね。
人の名前とか?動物の名前とか?


台風1号のアジア名「Aere」ってのも、どんな意味?どんな物?

良くわからない・・・。


アジア名は、リスト式とか言う命名方式で、予めリストを作っておいて、順番に付けるらしいけど・・・。
どんな物なのか、想像出来ない・・・。


まあ、個人的には、台風の名前で生活や仕事に支障は無いけど・・・。


今年も、台風シーズンに入ってくる時期を迎えたんでしょうね。


東日本大震災の被害が修復されていない地域も有るので、今年は、台風やゲリラ豪雨による被害が出ない事を祈っています。


政治家さん、被災地の支援策・復興事業の政策を最優先でお願いします。

某電力会社さんから、変電設備に使用している絶縁用油の貯蔵庫内で、万が一、油を保管している容器が倒れても建物の外に油が漏れない様に止水板を検討したいとの連絡が有りました。


御話を良く御聞きすると、パッキンと接着剤の耐油性が特に必要との事でした。


ゴムのメーカーさん、接着剤のメーカーさんの御協力を得て、耐油性資料と提案書を提出しました。

納入させて頂いたのは、パッキンはシリコン、接着剤もシリコン系の製品です。


止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-Siパッキン
シリコンパッキン(白色:シリコンソリッドゴム、濃灰色:シリコンスポンジゴム:独立気泡タイプ)


私的な事ですが、この製品を提案させて頂く為、ゴムの耐油性(膨潤性やSP値)等を勉強するチャンスに恵まれた事に感謝しています。


止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-Si止水板_漏水テスト
漏水テスト


止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-Si漏水テスト
漏水テスト中


止水板(防潮板)の使用目的は、「雨水の浸入を防ぐもの」です。
今回、御提案させて頂いた止水板(防油板?)の使用目的は、「屋外へ保管している物を流出させないように防ぐもの」です。


同じものでも、「使い方を変えれば販路は広がるのかな~」と思った「頭のかたい止水板屋のおじさん」でした。


ちなみに、納入日は3/11、小雪が舞い、変電設備に雪があたるとバチバチ音がしていました(ちょっと怖い)。


止水板(防潮板)屋のおじさんのブログ-変電設備