○2023年9月11日に、杭州西湖を訪れた。それで2024年1月6日に、ブログ『西湖』を書き、昨日1月26日に、ブログ『芥川龍之介「江南游記」の林和靖』を書いて、すでに西湖の話を20個も書き続けていることになる。
○これでは、全然、ブログが先に進まない。まだまだ孤山について、書くべきことはたくさんあるのだが、実は去年の5月の旅行の話をまだ書いていない。何とも情けない話だが、一つ一つを大事に、丁寧に書き綴るしかないわけである。
○いつまでも杭州西湖の話を続けるわけにも行かない。ただ、必要最低限のことは書き記しておく必要がある。そうしないと、次に繋がらない。そういうわけで、今回は『西湖：白堤』になる。西湖で白堤は避けて通れないところである。
○今回は、杭州公交28路のバスに乗って、西湖の畔にある植物園まで来た。その後、西泠橋を渡って、孤山に入った。孤山では、兪楼や俞俞曲園記念館、西泠印杜などを見学した。孤山には、他にも、中山公園とか浙江省博物館など、見所が多い。
○しかし、そういうことをしていると、ここで一日が終了してしまう。今日は、杭州を離れて、蘇州まで行かなくてはならない。それで、最後に訪れたのが白堤である。
○白堤については、2012年11月に二回目に杭州を訪れた際に、白居易の「錢塘湖春行」詩を訳した際に、触れている。この時、白居易の詩を、全部で八作品訳した。
・テーマ「白居易の愛した佛都・杭州」：ブログ『白居易：錢塘湖春行』
白居易：錢塘湖春行 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)
○同じように、2013年3月に、三度目に杭州西湖を訪れた際には、孤山までタクシーで来て、帰りは、孤山から白堤、断橋を経て、杭州市体育场路407号にある杭州宏都宾馆ホテルまで歩いて帰ったことがある。
・テーマ「世界上最美麗華貴之城：杭州」：ブログ『西湖：白堤』
○孤山から白堤、断橋は、西湖の風景でも、なかなか風情のあるところである。ただ、結構な距離だから、それを覚悟の上で歩く必要がある。しみじみ、白居易の「錢塘湖春行」詩のイメージを堪能できるところでもある。
○今回は、孤山の白堤バス停まで行って、それから先は諦めた。ここから先を行くと、１キロメートルは歩かなくてはならないからである。今日は、それだけの時間も体力も無い。
○孤山の白堤バス停前は、プラタナスの見事な並木道となっていて、何とも、美しい。併せて、西湖湖岸の枝垂れ柳も風情があって良い。何処からでも西施がふと、出て来そうな雰囲気があった。
○ちなみに、コトバンクが載せる白堤は、次の通り。
白堤
中国の浙江(せっこう)省の省都、杭州(こうしゅう)（ハンチョウ）にある、西湖の人工堤防。東の断橋から錦帯橋を通って西の平湖秋月まで、長さ1kmにわたって西湖を東西に分断する形で造られた。◇当初は「白沙堤」と呼ばれ、宋時代には「孤山路」とも呼ばれた。堤防の上には外側に桃、内側に柳が植えられ、春になると桃の花の薄紅色と柳の新緑とのコントラストが美しく、白堤を代表する景観として知られている。唐代の大詩人・白居易が杭州の刺史（長官）であった時、西湖の開拓と大規模な水利工事を興し、民に恩恵を与えたことから、後世の人がその徳を忍んで「白堤」と呼ばれるようになった。
白堤(はくてい)とは？ 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)
○中国の検索エンジン、百度百科が案内する白堤は、次の通り。
白堤
白堤原名“白沙堤”，位于杭州市西湖区孤山路，是将杭州市区与风景区相连的纽带，东起“断桥残雪”，经锦带桥向西，止于“平湖秋月”，长约2里。
在唐即称白沙堤、沙堤，其后在宋、明又称孤山路、十锦塘。白堤横亘湖上，把西湖划分为外湖和里湖，并将孤山和北山连接在一起。白堤的风景，四季分明：春桃夏柳，秋桂冬雪，具是风采独特。
白居易任杭州刺史时，曾以“最爱湖东行不足，绿杨阴里白沙堤”赞颂其风光，后人为纪念白居易将此堤命名为白堤。白堤并非白居易修建，而是因白居易得名。
白堤原名“白沙堤”，是将杭州市区与风景区相连的纽带，东起“断桥残雪”，经锦带桥向西，止于“平湖秋月”，长约2里。在唐即称白沙堤、沙堤，其后在宋、明又称孤山路、十锦塘。
唐代诗人白居易任杭州刺史时有诗云：“最爱湖东行不足，绿杨阴里白沙堤。”即指此堤。后人为纪念这位诗人，称为白堤。
白堤宽阔而敞亮，靠湖边密植垂柳，外层是各色的桃花，回望群山含翠，湖水涂碧，如在画中游。每到三四月份垂柳碧绿的窄叶挂满柔软的柳枝在湖风中婆娑起舞，柳枝飘飘荡荡的垂进湖面。垂柳与湖水让人感觉到了大自然那天衣无缝的和谐与浓情。