西湖:一山・三堤・三島・五湖 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○杭州西湖とは何か。北山街から西泠橋を渡って孤山に向かいながら、あらためて、そういうことを思った。中国の検索エンジン百度百科が案内する西湖は、次の通り。

      西湖

      中国浙江省杭州市境内湖泊

西湖,又名钱塘湖,位于中国浙江省杭州市西湖区龙井路1号,杭州市区西部,汇水面积为21.22平方千米,湖面面积为6.38平方千米。

西湖南、西、北三面环山,东邻城区,南部和钱塘江隔山相邻,湖中白堤、苏堤杨公堤赵公堤将湖面分割成若干水面,湖中有三岛,西湖群山以西湖为中心,由近及远可分为四个层次。西湖流域内年径流量为1400万立方米,蓄水量近1400万立方米。西湖是一座设备齐全、管理完善的灌溉济运水库,通过河渠和闸门,为杭州市区及周边农田提供了充足的水源。西湖还可以协助调节钱塘江的水位,防止城市内涝。

2007年,西湖所在的杭州西湖风景名胜区被评为“国家AAAAA级旅游景区”。 2011年6月24日,杭州西湖文化景观被列入《世界遗产名录》。

  西湖(中国浙江省杭州市境内湖泊)_百度百科 (baidu.com)

○日本の、ウイキペディアフリー百科事典が案内する西湖は、次の通り。

      西湖(杭州市)

西湖(せいこ、簡体字中国語: 西湖、拼音: Xī Hú)は、中国浙江省杭州市西湖区にある

西湖の自然の島である孤山、西湖を分ける堤の蘇堤・白堤・楊公堤、人工の島である小瀛洲・湖心亭・阮公墩、分けられた湖の外湖・西里湖・北里湖・南湖・岳湖、これらをまとめて形状を「一山、三堤、三島、五湖」と称される。2007年に、中国の国家AAAAA級旅行景区に指定される。2004年発行の第五版人民元1元札裏面の図案として、西湖の三潭印月が採用されている。

名称からして都市や山の西にある湖ということで、中国に数ある西湖であるが、単に「西湖」と言えば、この杭州の西湖を指す。2011年6月の第35回世界遺産委員会世界遺産文化遺産)として登録された。中華人民共和国国家級風景名勝区(1982年認定)、中国の5A級観光地(2007年認定)。

  西湖 (杭州市) - Wikipedia

○西湖を形容するのに、「一山・三堤・三島・五湖」の表現がある。つまり、

  ①孤山、

  ②蘇堤・白堤・楊公堤、

  ③小瀛洲・湖心亭・阮公墩、

  ④外湖・西里湖・北里湖・南湖・岳湖、

を表現したものが「一山・三堤・三島・五湖」であり、それが西湖だと言うことである。

○多くの人々が西湖を訪れる。まず、西湖を代表する場所が孤山であることは、衆目の一致するところではないか。つまり、杭州市街から西湖を渡った先に存在するのが孤山だと言うことになる。西湖に行くと言うこと自体が孤山へ行くことでもあるわけである。

○その孤山に、何が存在するのか。中国の検索エンジン百度百科は、次のように案内している。

      孤山

      浙江省杭州市山峰

孤山位于浙江杭州西湖风景区旁,是西湖的一个著名景点。孤山是西湖中最大的岛屿,面积20公顷,山高38米,是文物胜迹荟萃之地。现有胜景30处,走在山间小径颇有山林的感觉。

主要景点有:放鹤亭、林和靖墓、西泠印社,玛瑙坡、一眼泉水、文澜阁、中山公园、清行宫、敬一书院、秋瑾墓、六一泉、苏曼殊墓园、半壁亭等。

孤山碧波环绕,山间花木繁茂,亭台楼阁错落别致,是一座融自然美和艺术美为一体的立体园林,闻其名便知,乃湖中一孤峙之岛,孤山景色早在唐宋已闻名遐迩,唐诗人白居易有“孤山寺北贾亭西,水面初平云脚低”,明代凌云翰有“冻木晨闻尾毕浦,孤山景好胜披图”的佳句。更有宋代隐居诗人林和靖墓寝,流传着有”梅妻鹤子”之说。

  孤山(浙江省杭州市山峰)_百度百科 (baidu.com)

○この説明では、孤山が孤山たる所以がまるで案内されていない。ずっと案内が続いた後に、やっと、次の説明がある。

  孤山景色早在唐宋就已闻名。唐代有孤山寺,南宋时建西太乙宫、四圣延祥观,

  清代曾在此建行宫,康熙、乾隆南巡时都在这里住过。雍正时(1727年)改为

  圣因寺,与灵隐、昭庆、净慈三寺合称西湖四大丛林。

○つまり、孤山には、もともと孤山寺と言う寺があった。それで孤山と言う。白居易もここを訪れ、「錢塘湖春行」詩をものしている。その白居易「錢塘湖春行」詩については、以前、次のブログで案内済みである。

  テーマ「白居易の愛した佛都・杭州」:ブログ『白居易:錢塘湖春行』

  白居易:錢塘湖春行 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○多くの観光客が杭州西湖を訪れる。何を目当てに訪れるかは、当古代文化研究所には、皆目不明であるが、もともと、杭州西湖は物見遊山の場であったことは間違いない。孤山へ行くと言うことは寺参りが目的であった。そういう中国伝統の文化が失われて久しい。

○孤山とは、そういう場所である。もともと、西湖が「一山・三堤・三島・五湖」と形容されるのも、そういう理由からである。その筆頭に、「一山=孤山」が来るのも、当然なのである。何故なら、此処は「白居易の愛した佛都・杭州」であり、「世界上最美麗華貴之城:杭州」なのだから。当古代文化研究所では、そういうつもりで、これまで、杭州西湖を訪問し続けている。

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  白居易の愛した佛都・杭州|古代文化研究所 (ameblo.jp)

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  世界上最美麗華貴之城:杭州|古代文化研究所 (ameblo.jp)