上海浦東空港から虹橋高鉄站へ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○佐賀空港を春秋航空、上海行きの9C8578便で飛び立ったのは、2023年9月6日の12時10分だった。予定では、上海浦東空港到着は、現地時間の13時5分である。つまり、2時間ほどで到着する。飛行機は順調に、定刻通りに運航した。

○上海浦東空港では、案の定、『中国トランジットビザ』で時間を費やした。飛行機を降りて、出口に向かって行く中、途中に、トランジットビザ用と思われるカウンターを見付けたが、肝心の係員が居ない。

○最初に、出入国健康申告に皆並ぶ。ところが当古代文化研究所は、出入国健康申告の準備をしていなかったので、最初から出入国健康申告をする羽目となった。出入国健康申告の横で申告をする機械を目の前にしたが、全く要領が判らない。

○困っていると、係員が「(パスポートを)貸せ、俺がやる。」という感じで、アッと言う間に済ませてくれた。もう感謝するしかなかった。そのまま、貰った小さい紙を持って再度列に並ぶと、すんなり通過できた。時間にして2、3分だった。

○その後、入国審査の列に並ぶところで、係員に、「トランジットビザ」と尋ねると、「向こうに行け」とおっしゃるので、行くと、そこは完全に閉まっていた。それで再び入国審査の列に並んで、別の係員に尋ねると、「临时入境外国人入境卡(ARRIVAL CARD FOR TEMPORARY ENTRY FOREIGNERS)」と言うカードをくれたので、それを記入して、入獄審査に臨んだ。

○すると、一通り、入国審査を済ませると、別の係員が来て、「こちらへ来い」と言うので付いて行くと、ベンチがあって、「ここで待て」とおっしゃる。二、三人が椅子に座って待機していた。

○パスポートから旅行計画書まで、全部を係員に持って行かれたので、ちょっと焦った。これで係員に逃げられたら、完全にアウトである。待っている時間は10分程度だったのだろうが、一時間に感じられた。しばらくすると、別の女性が当古代文化研究所の旅行計画書を持参してやって来たので、「それは俺のだ」と言うと、笑って渡してくれた。

○向こうにとっては、何でも無いことなのかもしれない。しかし、外国でパスポートを見知らぬ人に持って行かれるのは、信じられない。幾ら空港の入国審査であっても、心配だった。それでも、取り敢えず、『中国トランジットビザ』は、無事、貰えることができた。これで、何とか、中国へ入国できる。

○上海浦東空港から虹橋高鉄站へ行くのには、いろいろと方法があるらしいのだが、当古代文化研究所が選んだのは、高速バスだった。上海浦東空港から虹橋高鉄站まで直行便があるからである。これが一番早いのではないかと判断した。

○それで案内に従って行くと、バスターミナルへ出た。そこで虹橋高鉄站行きの切符を購入した。切符には、14時16分と時間が刻印されている。つまり、空港で入国に要した時間は一時間足らずだったことが確認される。ただ、当事者には、随分と長い時間だったように感じた。

○上海浦東空港から虹橋高鉄站までの料金は36元だった。日本円にして700円ほどである。バスの中で、携帯で確認していたら、上海から寧波行きの新幹線、D3103便が運休になったとの情報が入って、焦った。

○D3103便は虹橋高鉄站発が15時50分の予定だった。このまま順調に行けば、余裕で間に合うと喜んだばかりだった。それで、バスの中で、新たに寧波行きの切符を取ることに悪戦苦闘させられた。

○切符が全然確保できなくて焦った。それで、何とか取れたのが19時15分発のG7561便だった。D3103便なら寧波到着が18時7分だったが、G7561便なら21時9分で、3時間も遅くなる。何とも酷い話である。

○しかし、中国では、よくある話である。すぐに寧波の李さんに電話して、遅くなることを伝えた。「気を付けて、お越し下さい」と心配してしていただいた。

○バスが虹橋高鉄站に着いたのは、15時20分だった。せっかく、D3103便に間に合ったのに、肝心の電車が運休では、どうしようもない。何とも慌ただしい旅行である。