天草郡天草町高浜 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○天草郡天草町高浜へ出掛けたのは、2022年6月21日のことだった。その時の様子は、次のブログに書いている。

  ・テーマ「海の民の肥国をさるく」:ブログ『天草町高浜』

  天草町高浜 | 古代文化研究所 (ameblo.jp)

○今回、2022年8月4日に、天草縦断の旅で、再度、訪れた。ブログ『天草町高浜』に書いていることだが、この高浜は、いろいろ気になることが多い。それだけ、私が天草を知らないと言うことだろう。

○現在、高浜は天草市天草町高浜となっている。天草市になる前は、天草郡天草町高浜だった。その天草町は、昭和31年(1956年)に、天草郡高浜村、福連木村、下田村、大江村が合体して成立している。

○したがって、天草市天草町天草小学校が存在するのは、この高浜なのである。つまり、住所上では、天草の本家本元みたいなところが高浜となっている。そのことが気になって仕方が無かった。

○インターネットで「天草 高浜」で検索すると、次のページがヒットした。

      高浜地区振興会

      熊本県天草の観光情報などをお知らせ

 【高浜の自然・歴史・景観】

      十三仏公園

  天草西海岸(東シナ海)を眺望できる景勝地です。
  海に向かい突出しているため、白鶴浜海水浴場や妙見浦の奇岩を見ることができます。

  西海岸に沈む夕日を展望する絶好のポイントのひとつ。
  名前の由来となった十三佛堂があります。
  ドライブやデートスポットとしていかがですか?

      白鶴浜海水浴場(しらつるはまかいすいよくじょう)

  鶴が大きく翼を広げた形に似ていることから、この名がついた天然の白砂ビーチ。
  背後には松林が続き、浜には特定希少動物のアカウミガメが産卵に訪れます。
  夕焼けを愉しみながら散歩してみては?
  ※キャンプ場もあります

      旅館白磯

赤崎伝三郎が建てた自邸。和風の母屋に洋風の応接スペースを設け、正面から見ると、二つの建物が並び立っている。母屋は大きな床を構え、蟻壁のある本格的な座敷など、成熟した近代和風建築の意匠を見ることができ、また洋館部分は漆喰によるモールディングが施され、当時の上げ下げ窓やベランダなど、擬洋風建築の雰囲気をよく伝えている。

      赤崎伝三郎

赤崎家当主であった赤崎伝三郎(1871年生)は、30代前半に上海などを経由して、マダガスカル島北部にある軍港ジェゴスアレスに渡った。質素な設備で始めた酒場は、多くのフランス軍兵隊で賑わいを見せていた。(中略)

帰国後は、高浜小皿山分校の新築をはじめ、日本赤十字社に寄付を行うなど、慈善活動も盛んに行っていた。その後、高浜に和洋折衷の豪邸を建てて静かな晩年を過ごし、昭和21年、77才の生涯を閉じた。この豪邸は現在、「白磯旅館」となっており、伝三郎の生涯に思いを馳せることができる。

      上田家と旧上田家住宅

世界一の質・量と謳われる天草陶石の採掘業は、旧高浜村の庄屋・上田伝右衛門(上田家3代目)が創業した。窯業は伝五右衛門(6代目)により宝暦12(1762)年に始められ、数年後にはオランダに輸出もされるなどして、7代目の源太夫宣珍の代に更なる発展を遂げてきました。(中略)

旧上田家住宅は、屋敷の総面積3,300㎡、建物面積369㎡であり、庄屋としての格式の高い屋敷構えを今に伝えている。大きな屋根を載せる母屋には、文人趣味に彩られた数寄屋の離れが増築され、与謝野晶子ら数々の文人・墨客が訪れている。それらを取り巻く庭園は、裏山の一部を取り込んだ大きなもので、泉水はや石組で品良く構成され、サルスベリやモミジなどの大木に、この屋敷の長い歴史を見ることができる。

  高浜の自然・歴史・景観 / 高浜地区振興会|熊本県天草の観光情報などをお届け (amakusa-web.jp)

○天草の高浜がどういうところか。このページで、それを垣間見ることが出来る。ただ、あまりに不完全なことが多い。何度も訪れて理解するしかない気がしてならない。

○高浜地区振興会の広報誌は「鳩の峯」と言って、令和4年12月1日に、第65号が発刊されている。その中に、次の記事があった。

      高浜地区

      (令和4年10月31日現在)

  人口    957人

   男     442人

   女     515人

  世帯数   562戸

  高齢化率(65歳以上)  567人(59,2%)

○高齢化率「59,2%」とは、何とも恐ろしい数字である。しかし、それは何も高浜地区だけのことではない。私の住む地区の高齢化率もほぼ同じではないか。それは日本全体の大問題でもある。そういう現実を直視することが必要ではないか。