北野天満宮から大報恩寺へ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2022年2月3日、京都ぶらり旅で、北野天満宮にお参りした。その後、上七軒通を下って行って、途中で、『京北野上七軒 うどんそば ふた葉』に入って、にしんそばを御馳走になった。今朝、6時から活動しているので、もうすっかり草臥れ果てていた。

○今年、2022年、第56回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開では、洛北・洛中エリアでは、大徳寺:聚光院、大徳寺:大光院、西陣:興聖寺、報恩寺などが特別公開されていた。前日は、第56回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開を利用して、醍醐寺:三宝院、東福寺:三門、智積院、建仁寺:正伝永源院などを拝観したが、今日は、下鴨神社から上賀茂神社、大徳寺、金閣寺、北野天満宮と、参観してきたが、第56回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開は一つも見ていない。それよりも、以前から気になっていたところへお参りしたかった。

○したがって、北野天満宮から次に向かったのは、大報恩寺である。北野天満宮から大報恩寺は近い。北野天満宮東門から大報恩寺までは、430mくらいしかない。歩いても十分行ける距離である。今日の私はレンタサイクルだったので、更に早かった。

○大報恩寺境内には、次の案内板が設置してあった。

      大報恩寺(千本釈迦堂)

   瑞応山と号する真言宗智山派の寺院で、千本釈迦堂の名で知られている。

   承久三年(一二二一)藤原秀衡の孫、義空上人が猫間中納言光隆の家卒、

  岸高より寄進を受けたこの地に、小堂を建て一仏(釈迦如来坐像)釈迦十大

  弟子像を安置したのが当寺の起りといわれている。

   当初、俱舎、天台、真言の三宗の霊場として、堂塔伽藍も整い、壮麗を極め

  たが、応仁の乱をはじめ、度々の災火のため堂宇を消失してしまった。

   現在唯一残る本堂(釈迦堂)は、洛中に現存する最古の仏堂遺構で、国宝に

  指定されている。堂内には、行快作の本尊釈迦如来坐像を安置、また霊宝殿

  内には快慶作の十大弟子像をはじめ、六観音菩薩像、千手観音立像、銅像

  釈迦誕生仏立像など数多くの文化財を所蔵している。

   また、毎年、二月にはおかめ福節分会、七月には陶器供養会、八月には

  六道まいり、十二月には成道会と大根炊きなど多彩な行事が営まれ、多くの

  人々で賑う。

            京都市

○折しも、私が大報恩寺へ参拝した2022年2月3日は、節分で、大報恩寺は多賑わいで、出店まで出ているほどの盛況だった。お陰で、常日頃は、参観できる堂内参観も、この日は中止になっていた。せっかく、お参りして、見学したかったのに、残念だった。また来いと言うことなのだろう。