南洲公園・南洲墓地 | 古代文化研究所

古代文化研究所

古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

○2020年3月4日、所用のついでに、南洲公園を訪れ、南洲墓地の西郷さんのお墓にお参りして来た。参道脇に松峯山無量壽院浄光明寺が存在していて、前回その話と、「三国名勝図会」が載せる浄光明寺について、述べた。

○もともと南洲公園及び南洲墓地の存在するところは浄光明寺の境内だった。そこが薩英戦争と廃仏毀釈で空き地になっていたのを、明治10年に南洲墓地となったものだと言う。「三国名勝図会」を読むと、浄光明寺がどんなに大寺であったかが判る。

○鹿児島で西郷さんの人気は絶大である。2009年9月24日に、南洲公園の西郷さんのお墓参りをしている。9月24日が西郷さんの命日である。

  ・テーマ「鹿児島を彩る人々」:ブログ『9月24日ー南洲忌』

  https://ameblo.jp/sisiza1949/entry-12519941210.html?frm=theme

○したがって、今回は11年振りのお参りとなる。前回同様、南洲墓地は全然変わっていないように感じた。今でも、ここを訪れる人は多いのであろう。西郷さんのお墓を中心に、向かって左手に桐埜利秌墓、向かって右手に篠原國幹墓、村田新八墓などが立ち並んでいる。

南洲墓地は集団のお墓である。決して西郷さんのお墓だけが立派なのではない。それぞれのお墓には個性があるのも興味深い。それぞれが自由な個性を発揮している。生きている時も多分、そうだったのだろう。