廬山:含鄱口・五老峰 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○2013年6月13日、朝の散歩からホテルに帰って来たのは7時過ぎだった。ホテルで朝食を済まして、身支度を調え、いよいよ廬山観光である。

○前日の夜に、ホテルのフロントで、いろいろと情報を手に入れた。また、日本に居る時にある程度は調べて居た。それで、廬山観光で最もポピュラーな「含鄱口→五老峰→三叠泉」ルートを行くことにした。

○インターネットで検索すると、「庐山旅游攻略:百度旅游」と言うページがヒットする。そこでは、廬山観光について、
  ・精华一日游:
      Day1:含鄱口→五老峰→三叠泉
  ・山水二日游:
      Day1:花径→锦绣谷→仙人洞→大天池→龙首崖→石门涧
      Day2:含鄱口→五老峰→三叠泉
  ・经典三日游:
      Day1:牯岭街→庐山会议旧址→芦林湖→黄龙寺→三宝树→黄龙潭→乌龙潭
      Day2:含鄱口→五老峰→sandiequan→美庐
      Day3:花径→锦绣谷→大天池→龙首崖→石门涧
と案内されている。1日観光から3日観光まであるけれども、牯岭街は昨日歩いたし、花径と锦绣谷は朝の散歩で済ませている。

○廬山観光で、最もポピュラーなのが「含鄱口→五老峰→三叠泉」ルートらしい。ホテルのフロントの女性二人もそれを勧めてくれた。そこで、「含鄱口→五老峰→三叠泉」へ行くこととし、タクシーを予約しようと思い、ホテルでお願いすると、フロントの女性が「廬山観光はタクシー利用はしない。一日中、巡回バスが回っているので、それを利用して観光する。」とおっしゃる。

○折角、廬山へ来たのだから、山の一つくらい登っておこうと思い、「五老峰へ登りたいのだが、どれくらい時間が掛かるか」と聞くと、「五老峰へ登る人などいない、だから判らない」とおっしゃる。地図上では、三叠泉の手前に登峰門のバス停があって、そこから五老峰への道があり、三叠泉へ廻ることができそうなのだが、あまり行く人が居ないようであった。

○浙江省普陀山が同じように巡回バス利用だったので、それでは巡回バスを利用することにした。巡回バスの一日チケットがあって、80元で7日間有効だと言う。それを買うには何処へ行けば良いかと尋ねると、今、頼めば、明日朝8時半にはホテルのフロントに届くとおっしゃる。それでそれをお願いしていた。

○13日の朝、8時にはすっかり準備が整い、ロビーへ向かう。チェックアウトを済ませて、のんびりチケットが届くのを待った。きっちり8時半にチケットが届いたので、ホテルを出る。フロントの女性が「ホテル右前にバスの停留所があるから、そこへ行け。」と親切に教えてくれたので、そこへ向かった。

○バス停には、係の女性が居て、「何処へ行くのか」と尋ねる。地図を広げて、「三叠泉」を指すと、やって来たバスに乗れとおっしゃるので乗った。

○バスは牯岭街を通り抜けて、いくらも行かないうちに、バスセンターみたいなところに停車した。そこで降りるように言われるので降りると、参観券が別に必要だと言う。廬山へ来る時に参観券は購入しているので、それを見せると、三叠泉は別だとおっしゃる。それで廬山三叠泉景区参観券(64元)を購入して、別のバスに乗った。

○何とも面倒な話である。中国語が理解できないので、話を理解するのに、大いに苦労させられた。それでも何とか含鄱口行きのバスに乗車することができた。

○バスは林間を走って、東谷へ行くようであった。周囲は完全な別荘地で、瀟洒な別荘が建ち並んでいる。廬山の山上なのだが、ここには谷川も流れていて、地図には将軍河とあった。

○別荘地を抜けると、芦林湖が見えて来る。その先を左折して更に登ると、ようやく含鄱口駐車場に到着した。駐車場から右手に含鄱口への道があって、下車した人々はそこへ向かって歩いて行く。

○しかし、私は先に三叠泉を済ませてから、含鄱口へ行こうと思っていたので、含鄱口駐車場の人に、「三叠泉行きのバスはどれか」と尋ねた。「すぐに来るから、あそこで待て」とおっしゃるので、向かいのバス停に行く。

○しばらくして、バスが来た。それが三叠泉行きらしい。運転手に「三叠泉?」と確認すると、「そうだ」とおっしゃる。それに乗車した。乗客は10名ほどで、多くはない。バスは植物園前、登峰門を経由して、下って行ったところが青蓮寺のある三叠泉バス停であった。

○後で判ったことだが、本当は、含鄱口を済ませてから、三叠泉へ向かった方が正解であった。と言うのは、三叠泉は遙か下流なのである。三叠泉まで下ったら、再度、含鄱口へ引き返す元気は無い。しかし、地図上では、平面だから、遠くから先に済ませてしまおうと言う気持ちがどうしても働く。結果、含鄱口は入り口を通過しただけに終わってしまった。詳しい話は、次回に繋げたい。