上虞:曹娥廟 | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○上虞の舜耕公园を見学したのは、2012年11月8日(木)の10時20分から11時10分くらいの時間であった。ゆっくり見たかったのだが、何しろ時間がなかった。

○舜耕公园の入り口に帰ってみると、ちゃんとバイク車の小父さんは待っていてくれた。もっとも、まだ料金を払ってないから、仕方なく待っていてくれたのかも知れない。

○バイク車の小父さんとそこで煙草を吹かしながら休憩した。メモ帳を取り出して、筆談しながら、いろいろ話し掛けるのだが、なかなか話が通じない。私が書くのは繁体字であるから、それが理解できなかったのかもしれない。それでも、小父さんは十分親切であった。

○二人で煙草を吸っていたら、軍服姿の小父さんが何処からともなく現れて、バイク車の小父さんに話し掛けている。バイク車の小父さんは、変な外国人に捕まって閉口しているとでも言っているふうであった。

○舜耕公园は曹娥景区の中に存在する。曹娥景区の曹娥は、もちろん、曹娥廟から来ている。上虞市の地図を見ると、舜耕公园の1劼曚廟茲痢∩瞠江河畔に曹娥廟や孝女廟が存在する。中国では結構、有名な話であるらしい。

○中国の検索エンジン「百度」が案内する『百度百科』が載せる曹娥廟は、次の通り。

      曹娥庙
  【百科名片】
   曹娥庙位于上虞百官镇曹娥江西岸。东汉汉安二年(143)五月,曹娥为救父,投江而死。元嘉元年(15
  1),县令度尚葬娥于江南道旁并立碑。宋元八年(1093),由江东移至西岸。今庙为民国23年(1934)于原
  址重建,坐西朝东。中轴线上有门楼、大殿、后殿、重楼;北轴线上有曹娥碑、双桧亭、曹娥墓;南轴
  线上有山门、戏台、土谷祠、东岳殿。殿内枋柱雀替及门窗多为镂空细雕,十分精美。省级文物保护单位。
  【简介】
  [曹娥庙的位置和历史]
   曹娥庙位于浙江省上虞市曹娥江畔。
   曹娥庙,早年又叫灵孝庙、孝女庙,是为彰扬东汉上虞孝女曹娥而建的一处纪念性建筑。曹娥庙始建
  于公元151年,几经迁徙、扩建、修葺,奠定了现有庙宇布局严谨、错落有致、气势恢宏的建筑基调。
  [曹娥庙的具体描述]
   曹娥庙坐西朝东,背依凤凰山,面向曹娥江,占地6000平方米,建筑面积达3840米,主要建筑分布在
  三条轴线上。北轴线为三开间,依次有:石牌坊、饮酒亭、碑廊、双桧亭、曹娥墓;中轴线为五开间,
  依次有:罩墙、御碑亭、山门、戏台、正殿、曹府君祠;南轴线为三开间,依次有:山门、戏台、土谷
  祠、沈公祠、戏台、东岳殿、阎王殿。
   曹娥庙近二千年的文化积淀厚重,艺术品位颇高,以雕刻、壁画、楹联和书法"四绝"饮誉海内外。

○ある意味、上虞で最も有名人が曹娥なのではないか。上虞を流れる川の名も曹娥江である。5月5日の節句も、一説には曹娥が身投げした日を記念したものとする。そのことは『百度百科』の端午起源伝説に、
  1.纪念屈原
  2.迎接伍子胥
  3.纪念孝女曹娥
    此说出自东汉《曹娥碑》。曹娥是东汉上虞人,父亲溺于江中,数日不见尸体,当时孝女曹娥年仅
    十四岁,昼夜沿江号哭。过了十七天,在五月五日投江,五日后抱出父尸。
と載せているくらいである。

○舜も親孝行で名を挙げた。時代はかなり違うけれども、曹娥もまた同様である。その二人がここでは顕彰されている。日本には、なかなか無い話である。

○他にも、上虞には、鳳鳴山風景区や臥龍山景区、峰山道場など、気になるところがたくさんある。それらは次回の訪問に期待するしかない。