屋久島を彩る花々~石楠花~ | 古代文化研究所

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古代文化には、多くの疑問や問題が存在する。そういうものを日向国から検証していきたい。

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○「屋久島周回105劼領后廚虜埜紊法屋久島を彩る花々として、石楠花を案内したい。本ブログでは、2008年に、すでに『屋久島のシャクナゲ』として紹介しているが、2008年の屋久島の石楠花は、五十年ぶりとも百年ぶりとも言われたほど、それは見事なものであった。

○たまたまインターネットで、検索していたら、今年の屋久島の石楠花が尋常ではないことを案内する記事がヒットした。前年に、宮之浦岳に登ってきたばかりだったが、屋久島が自分を呼んでいる、これはどうしても出掛けなくてはと思い、出掛けてきた。

○石楠花は、毎年花を付けるのだけれども、自然環境の中では、一本の木が毎年同じように、沢山の花を付けるわけではない。石楠花は数年に一回だけ、存分の花を咲かせるのだと言う。そういう偶然がいくつも重なって、数年に一回、多くの花が咲く年が廻ってくる。2008年の屋久島の石楠花は、地元の方でも見たことがないと言うくらい、豪華絢爛であった。そういうチャンスに出会えたことだけでも幸運であった。

○本ブログ『花之江河』でも案内したが、「三国名勝図會」が記録する花之江河の原義は、『花の江川』であり、それは実際、『石楠花の江川』の意である。つまり、屋久島奥岳を代表する花が石楠花である。そんな石楠花を紹介せずに、屋久島案内は出来ない。

○2008年の屋久島の石楠花の写真を掲載する。どれほど豪華絢爛で、綺麗なものであるかは、見ていただければ、了解されるのではないか。こういう石楠花のお花畑が屋久島奥岳の随所に出現している。だから、夜明け前に淀川小屋を出、小花之江河あたりで日の出を迎えたのだけれども、高塚小屋に到着したのは午後5時過ぎであった。石楠花があまりに美しいので、なかなか先に進むことが出来なかった。

○だから、屋久島奥岳登山は、5月下旬から6月初旬がベストシーズンになるのではないか。しかし、この時期、屋久島は梅雨の時期でもあるので、上天気に恵まれることは少ない。本当に幸運な人だけが石楠花の薫香を愛でることが出来る。

○是非、石楠花の咲く花之江河や奥岳をご覧頂きたい。そうすれば、それまで見てきた花之江河や奥岳のイメージが一変すること疑いない。