延暦寺表参道(本坂) | 古代文化研究所:第2室

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ブログ「古代文化研究所」で、書き切れなかったものを書き継いでいます。

○2022年11月30日、比叡山へ登って来た。と言うか、上りはケーブル坂本で比叡山に登り、下りに、ケーブル比叡山駅から無動寺道を下って、途中、紀貫之のお墓へお参りしようとするものである。

○実は、紀貫之墓への墓参は二十代からの念願で、これまで、二回、決行して、二回とも失敗している。歌学を専攻する者にとって、歌聖、紀貫之のお墓くらい、お参りしていないで、どうする。そういう希望もあって、墓参を志したが、これがとんでもない山の中に存在する。

○今回の京都旅を、『貫之墓と芭蕉墓参詣旅』とわざわざ命名したのも、旅の主目的が紀貫之墓への墓参にあったからに他ならない。芭蕉の墓は、大津の膳所、義仲寺にあって、これまで、何度も参詣済みである。もちろん、今回もお参りをした。

○朝7時過ぎに京都駅を出発して、JR湖西線の比叡山坂本駅で下車し、江若交通の西教寺行きのバスに乗って、日吉大社前で下車した。途中、比叡山坂本駅で戸惑ったが、何とか、8時過ぎには日吉大社前まで来ることができた。

○その日吉大社の赤鳥居脇に、「比叡山延暦寺」の石碑が建っている。それもそのはずで、ここから先が『比叡山表参道(本坂)』だと言うことになる。しかしそういう雰囲気はまるで無い。

○わずかに、入り口に、

  坂本五丁目

  延暦寺表参道(本坂)入口

の案内板があるので、それがそうだと確認できる。

○延暦寺表参道(本坂)の入口は、立派な石段でできている。本当は、今回、この『延暦寺表参道(本坂)』を登って参詣できたら良かったのだが、当古代文化研究所は73歳の老人である。登りも下りも山行することは無理だと判断した。それで、登りはケーブル坂本を利用した。