琵琶湖の深呼吸(全層循環)がおわり、湖水の水温が冷たくなると、例年ながらビワマスの活性が下がるようです。

 猛烈な寒波が来ると、表層水が0℃近くまで冷やされ、それが強烈な風雪で攪乱されて一気に琵琶湖中の水が6℃くらいまで下がります。

 私は、ビワマスの好む水温は15℃よりやや冷たいくらいだと思っていますが、それがいっぺんに10℃近くも下ってしまいビマスワの身も凍えてしまって、もう何もする気が起きなくなるのではないかと思っています。

 そして、冷え切った体で、少しでも水の暖かいところに移動するのでしょう。

ポイントが今までとは変わってきます。いいところに当たればそこそこ釣れるということになります。

 

 さて、2月7日

 きのうの不漁を挽回すべく仕事にかかります。

 きのうとは変わって雲が低く、風はほとんどありませんが気温は低い。

 なんか、釣れそうな、釣れなさそうな全く役に立たない漠然とした予感らしきものが頭の中でループしています。

 まあ、実績自信のあるポイントに出て、出たとこ勝負です。

 天気予報では昼を過ぎると強風になるので、12時までです。

 

 満足な結果は出ませんでしたが、予約分の二本は無事確保できました。

残りは久しぶりに家族で食べることにしました。

 

 持ち帰ったビワマスをさばくと、鮮やかな朱の色をしています。

 これまでに、相当な数のビワマスを食べてきましたが、私はこの身の色のビワマスが一番好きですね。

 脂の乗りと、旨味と甘味が完璧に調和しているのです。二日ほど寝かすと、甘味がさらに増して、口の中でとろけるようになります。

 酒にも飯にも合います。もう、やめられません(笑)

 

 漁を終えて、

 午後から港で用事ををしているときの琵琶湖です。

 虹が出ていてきれいですが、湖上では風速10mほどの強風に時雨が重なって

さらに沖では2m位の波が立っています。

 まあ、地獄の状況です。

 2馬力艇や、カヌー、ゴムボートなどの小舟でビワマス釣りを楽しむ方々が、最近多く見受けられますが、この風を沖でくらうと大変危険です。

 琵琶湖の風はいきなり強く吹き、大きな波がすぐに立ちますが、気象情報をこまめにチェックして早めに対処すれば危険は避けられます。ご用心くださいませ。