琵琶湖は鏡のようになっています。
風も雲もなくて本当のべた凪です。
暖かい日光を全身に浴び、ダウンジャケットを脱ぎ、防寒ズボンも脱いで、
セーターとズボンの軽やかな装いで、ビワマスのアタリをひたすらひたすら待ち続けました。
待望の一本目、なんと、曳き始めてから3時間も過ぎてからでした。
この一本、遊漁(趣味の魚釣り)であれば立派な獲物です。大手を振って意気揚々と凱旋できるところです。
しかし、私は今、専業漁師となってしまいましたのでこのまま港に帰るわけにはいきません。
ただただ穏やかな琵琶湖周辺の景色を眺めて眺めて、また数時間。
とうとう比良のお山に日が陰り始めるころまで頑張って、もう少し小さいのを二本追加してお仕舞いとなりました。
漁師の、しんどい一日でした。