舘山平城    伊達政宗が構想した平城    ~山形県米沢市~ | 攻城日記/3rd ~城逢人~

攻城日記/3rd ~城逢人~

中世城館・板碑好きのマニアの日々の記録

米沢に遠征して・・・、というか現地で初めて存在を知りました^^
館山城から米沢市街地へ向かう途中に解説板が設置されていました
帰郷後に市史など資料を読んだらしっかり記載されています
いつものことですけど下調べをしないと損しますね^^

伊達政宗の指示で天正15年(1587)正月頃から築城がはじまり
小田原合戦後まで普請が続いたようです
対豊臣氏を意識した巨大な平城と考えられています

↓現状です

その名残は並松土手として近世の絵図にも描かれています

未完の城なのか?

破却されたのか?

本格的に築城されていないのか?

その痕跡がほぼ確認できないのです
現状は土手のラインは確認できますが明確な遺構は
見られませんでした

↓土手のラインでしょうか?


土手沿いに歩いてみましたが一辺が500m以上という
郭の大きさには驚きです
館山城の総構になるのか独立した城になるのか
意見が分かれそうですね

 

↓舘山平城の航空写真(電子国土空中写真を使用して作図)



参考  米沢市史/通史編、資料編

     舘山城ハンドブック/ 舘山城保存会

     舘山城/ 米沢市教育委員会 
     現地解説板
     山形県中世城館調査報告書