決戦 | お酒と鮭とチョコレート

お酒と鮭とチョコレート

もしも…アタシがチョコレートだったら…アナタは食べてくれますか?

通勤には電車を利用している。

立ったままは疲れるので
出来れば座りたい。

座席を確保するには
誰が何駅で降りるかを把握し
その人の前に立ち
動かざること山の如しを決め込む。

ただそれだけ。

特徴のある人が、早めに降りてくれるのが助かる。

こっちも覚えやすい。
名前を聞くのも聞かれるのも抵抗があるから

不細工メガネ、アリクイ擬き、レジで反応しないバーコード

だいたい人を小バカにしたネーミングで覚える。


今日は緑月の輪熊の前に立った。
彼は熊のような体型に緑のジャンパーを着ている。
緑ヒグマにしなかったのは、ヒグマに緑色の種類がいないから。

月の輪熊にもいないのかもしれないけど。。。


全ては予定通りに進んでいた…

オババ様達が乗車してくるまでは…


緑月の輪熊が席を立つと彼女達は僕を睨み付けながらスルリと滑らかな動作で席についた。

彼女達の前では
僕は無力で小さな存在でしかない。

そう思い知らされた。

彼女達は明日も乗ってくるのか?

僕のそばで待ってれば空席が生まれる…
それに気付かれてはいけない。

僕の存在する意味は
彼女達の座席の目印ではない!!


今こそ知恵を絞り
ババ様達と戦う時なのだ!!