ブログを連続更新。

 

というか、なんとなく前のブログが長すぎてしまったせいで、二つに分けました。

 

年始は、元旦は実家に戻りました。

父が今は一人で暮らす埼玉の実家に。

 

 
 

 

写真が寒々しいなあ。

大晦日の駅前のバス停、そして家への道をとぼとぼと。

 

私は大学のサークル活動に没頭するようになってから、友人の家に転がり込む形で家を出ました、それから大分経ちましたが、この地に帰ってくる度、不思議な、なんとも言えない気持ちになります。

 

私はここで中高校時代をすごしましたが、なぜそれほど愛着が沸いていないのかと。

思えば小学校時代をすごした上尾は、遊ぶなりして土地に馴染むし友達も地元の子なわけですから。

高校時代は電車通学だから、この土地に思い入れが出来る期間は中学の3年間のみなんですよね。そのころはとても楽しかったと思っているんですが、あまりここに帰ってきたいとは思っていないんですよね、不思議。

 

でもここ数年で再会出来た友人もいて、そういう意味では周りに恵まれてきたんだと思います。わたしの力ではなく、わたしはかなり不義理なほうの人間なので。

受験と祖父母の死、これらが一番強い記憶かな。

学生時代は、いわゆるいじめなどにも幸運なことに無縁でいられた。最近それだけでもとてもラッキーだよなと思います、いじめから長年引きこもりになってしまう人の話を聞くから。

 

うちの両親は熟年離婚をしていて、ですが今となってはこうなる運命だったんだろうなと至極思います。うちの家族は全員バラバラになってからの方が関係が上手くいった。離れていたほうがいい場合がある。

でも父が長年働いて頑張って稼いで建てた家で、いま父が一人暮らしをしていること、そのことを考えると少し胸が痛みます。いや、でもそれをさびしいと取るか、自由ととるか、それは考え方次第だ。

 

 

でも今年も顔見せあってご飯食べられた。

嬉しい。

はやく寅さん映画をともに観にいこうと思う。

 

そして直近では。

劇団アンソレイユさんの音響スタッフとして、お手伝いしてきました。

 

いままで他団体の公演の「音響」を請け負ったことはなく、かなり緊張でした。去年末から稽古に数回いかせてもらう。重大任務だし。

この団体さんは私の大学のサークル時代の後輩さんたちが立ち上げてやっているんだけど、本当にね、今回改めてすごいなと尊敬した。ホントに、格好いいと思った。

 

1年に1回、正月明けに公演をやっていらっしゃるんですが、私は今まで4回ほど観たかな。なんか年々、お芝居が上手くなっているというか皆さん気迫が出ていて。すごい団体さんだなと素直に尊敬してしまった。

自分たちで脚本を書き(原作はあるらしいですがそれでも本当によく出来た脚本)、衣装・小道具を用意し、会場を借り、音を作り。キャストの女性5人のみで。

驚くべきは入場料とらないんですよ(※少なくとも現在までにおいて)。

 

粛々と一年準備して、特に特別な広報宣伝はせず、身内や友人やファンの人に向けて公演を続けている。

やれSNSだ収益だっていう流れの昨今で、この姿勢を貫いているのは逆に格好いいなと。

 

思わず言ったんですよね、もし次もやるなら、

もう少し大きな小屋借りてお金も取ったらどうかって。それでも観に来るだろうし、その価値は十分あるよって。

 

でもその後考えてみたら、彼女たちはこの状態で満足してるんだろうなと。いい意味ですよもちろん。

最後の挨拶で、「大好きな芝居を、大好きな人たちとやれて、それをたくさんのひとに観てもらえてこんな幸せなことはない」って。

これ聞いたときに、ああ~そうなんだなあ、って。

 

私はつい、やるなら出来るだけたくさんの人に見てもらいたいし自分を知ってもらいたいと思うし、それこそ応援してくれる人をたくさん欲しいと思ってしまう。そのために宣伝しなきゃって。

でも「お芝居がすき」「舞台が好き」っていう

根幹をずっと忘れずに誠実にやってきた人達の、今の選択もあるんだろうなと。

 

なんか、自分が恥ずかしくなったな。

あ~わたしそういう気持ち多分なくしてるなと。

ただただ楽しいからやる、という気持ち。

観てもらえなきゃやる意味ないとか、たぶんどこかで思ってた。そんなことないのに。

 

彼女たちは、自分たちのやりたいことに丁寧に粛々と向き合って公演を作り続けてる。

利益とか名を売りたいとか、そういうのとは無縁のところで。

その結果、ちゃんとお客様を呼んでいる。

身内が多いです、と言ったってアナタ、

身内でもお情けだけじゃ毎年来ないよ。やっぱり、観にきて面白かったから、また次の年も観に来ようとなるわけで。実際ファンはできるとおもうし。

 

音響という、自分には不相応な重大任務だと思ったけど、

大きな失敗もなく、無事にお手伝いできたことで、

なんかとっても充実感とやりがいを頂いた。 

そして、

お芝居ってすごいな

それをやっているみんながホントにすごいな、って感動をもらえた。ありがとうございました。

 

 

 
 

ゆっくり休んでくだせい。

 

 

私はと言えば今週末の稽古を経て、来週の水曜日に非公開のイベント本番があります。こちらはオッジのイベント。

 

その先をどうするかはまだ何も決めていません、正直昨年末に忍者の件がなくなって、どこかまだ意気が下がっている感があります。私は何が楽しいと思えるのかな。

でもあまり先のことを考えすぎて鬱々としないように

まずは目の前のイベントに向けてしっかり稽古していきたいと思います。

 

ろべでした。