![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210416/00/sisi-94/60/ad/j/o0480064014927028357.jpg?caw=800)
花組宝塚大劇場公演を12日月曜日に観に行ってきました
星組公演を観に行ったときには満開だった花の道の桜はすっかり葉桜になっておりました。
れいちゃん(柚香光さん)がトップさんになってから初めての観劇でした。昨年のお披露目公演『はいからさんが通る』はチケット取れていたのですが、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で公演中止になってしまって、せっかくの公演を観ることができませんでしたなので、今回が私にとって新生花組さん初めまして
だったのです。
2階席11列目ですが通路側でしたので本舞台の上手、下手、センター、銀橋、オケボックス、すべてが見渡せて尚且つ出演者の生徒さんに気兼ねなく、あちらこちらと自由に観られて良かったです(良いお席だと気を遣って上手や下手の端っこの生徒さん達までなかなか目線を向けられないので・・・
)
今回の公演から生オーケストラによる演奏が復活しまして尚且つ指揮が塩田明弘先生ということで、オケボックスにもオペラグラスを向けておりました
やっぱり生演奏はいいですね
お芝居の『アウグストゥス―尊厳ある者―』は初代ローマ皇帝となるオクタヴィウスのお話。れいちゃん(柚香光さん)はオクタヴィウス。私の記憶ではオクタヴィアヌスと呼んでいたと思うのですが・・・・・
オクタヴィウスはカエサルの大甥(ものすごく遠縁に感じるなぁ)
カエサルは元花組組長さんだったハッチさん(夏美ようさん)ハッチさんが登場されるだけでさすが威厳があって圧が強い。
今回の公演で退団されるあきら先輩(瀬戸かずやさん)はアントニウス。
カエサルを暗殺するブルートゥス(ブルータス?)はひとこちゃん(永久輝せあさん)。花組生のひとこちゃんを生で観るのが初めてで何だか不思議。でも違和感がなかったです
専科からはもうひとり、かちゃ(凪七瑠海さん)がクレオパトラとしてご出演。かちゃのクレオパトラが登場した時から目を惹く位美しくて、お衣裳がミニなのがあって、脚長っ細っ
オペラグラスでガン見してしまいました
そりゃカエサルもアントニウスも魅かれるわなと思いました。
バウホール主演を経て成長著しいほのかちゃん(聖乃あすかさん)がお芝居もショーも結構いいポジションで、若手男役チームからひとつ群を抜けた感じです。凄くカッコよくなっていて頼もしい、私的には申し訳ないですが、ひとこちゃんブルートゥスよりいい役かもって印象です。
マイティ(水美舞斗さん)はオクタヴィウスの盟友役。同期ならではのお役。戦うのが苦手なれいちゃんオクタヴィウスが危なくなった時にスーパーマンのように現れて、あっという間に敵をやっつけていた印象が強いです。マッチョマイティにピッタリです。
ひとこちゃんと同じくカエサルの独裁を良く思っていない元老院議員グループには、ゆうなみくん(優波慧さん)つかさ(飛龍つかささん)ほってぃ(帆純まひろさん)らいとくん(希波らいとさん)。らいとくんは背も高いからとても目立つし、カッコよくてオペラで追ってしまいました
おとくりちゃん(音くり寿さん)はれいちゃんのお姉さんオクタヴィアで、瀬戸アントニウスの婚約者。安定感のソプラノの歌声がいいですね。アントニウスがクレオパトラと結婚するって言っても、いつかは自分の許に帰って来るって信じて待っているって何て健気なオクタヴィアおとくりちゃんの透き通った綺麗なソプラノが余計に哀しく感じた私です
そして今回の公演で退団となる華ちゃん(華優希さん)はカエサルと対立して暗殺されたポンペイウスの娘・ポンペイアというお役。登場した途端、短剣を手にカエサルに切りかかっちゃったそれを制して、皆が即刻処罰しようとするところをオクタヴィウスに助けられます。頑なだったポンペイアがオクタヴィウスと出会って心情の変化もあるのですが、退団という事もあってか恋愛という感情はあまり感じられなくて、ひとりの人間として互いに尊敬しているという関係性のように感じました。
普段は穏やかにちょっと遠慮がちにお話している華ちゃんが、父親を暗殺された憎しみと哀しみと怒りが混じった感情むき出しのポンペイアを演じていて、演者としての華ちゃんの底力を見た気がしました。
退団後はどうされるのかわかりませんが、舞台女優さんとしてその演技力をもっともっと魅せて欲しいなと
来週火曜日にもう一度観にいくので、より細かいところを見逃さないようにしたいなと思います
ショーについてはまた次回に