冬の肩こりを予防するには? | 一般社団法人日本姿勢調律協会

●毎週木曜日 姿勢調律Aウォーキング&ストレッチレッスン

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姿勢調律調整士の波多野敦子です。

 

 

気温がぐっと下がり、本格的な寒さがやってきました。

 

 

冬になると肩こりがひどくなる、と気になる方も多いのではないでしょうか。

 

 

冬場の肩こりの一番の原因は、寒さによる筋肉の収縮、それから姿勢の悪さだと考えられます。

 

 

気温が下がると身体は体温を外に逃さないように筋肉・血管が収縮します。

 

 

体温は温存されますが、血流が悪くなって代謝も減り、筋肉が緊張状態になるため肩や背中のこりを感じやすくなります。

 


また、寒いと無意識に肩をすぼめて背中が丸くなる姿勢になります。

 

 

どうしても厚着になって重いコートなどを着ていると、肩に余計な負荷がかかりやすくさらに前かがみ姿勢を助長させてしまいます。

 

 

人の頭はボーリングの玉と同じ位の重さ(約5㎏)があり、片腕の重さは一升瓶位(約2㎏)あるといわれています。

 

 

合わせるとなんと10㎏近くもあるのです!

 

 

背中が丸くなった前かがみの悪い姿勢は、それらの重さを背中の上部・肩甲骨周りで支えているような状態になって重さが分散されずに大きな負荷がかかります。

 

 

すると首や肩が緊張状態になり、肩こりが発症するのです。


 

お風呂で身体を温める、運動をする、睡眠をしっかりとるなど肩こり解消法はいろいろありますが、予防のためにも是非意識してもらいたいのが「正しい立ち方姿勢」です。

 

 

肩をすぼめた姿勢に思わずなってしまったタイミングで下腹に力をいれてへこませながら、頭が天に吊られてるイメージで背すじを伸ばしてみてください。

 

 

正しい姿勢を維持は、思っている以上にインナーマッスルと呼ばれる深層筋を使います。

 

 

頑張って維持させようとすると身体の内側の筋肉を使い、外側の肩こりと感じる筋肉の緊張を緩ませる効果があり、また寒さ対策にもなります。

 

 

無意識な姿勢を意識化させることは少し難しいかもしれませんが、はじめは気づいた時だけでもいいのでやってみることが大切です。

 

 

肩をすぼめたら姿勢スイッチオン!

 

 

肩こり予防に是非トライしてみてくださいね。