コロナ禍の中、さまざまな生活 〔暮らしのさんぽみち〕

ある業種の退職者組織の機関紙が、『コロナ禍の生活』特集を行った。(2020年7月)60代から90代の方々が投稿していて、その内容が多面的であった。そこで、参考に、どんなことが書かれていたか、項目だけピックアップしてみる。

◆毎朝、自分で無農薬野菜のジュースを作って飲んでいる。
◆家族の介護をしながら、作詞の通信教育を受けて策ししている。
◆マスクを手作り。60枚作った。半分を市へ提供。
◆花壇の花の世話をしながら、アサギマダラ(渡り蝶)の飛来を楽しみにしている。

◆孫(学童・園児)とシイタケ原木駒菌打ち作業。里芋植え付け作業。スイカ畑に草を敷く作業など、取り組んだ。
◆図書館閉鎖で仕方なく古本を購入して読書。「キネマの神様」「暗幕のゲルニカ」(原田マハ)など。

◆この機会にと録画していた映画を一挙に38本観る。「風と共に去りぬ」(4度目)「死刑台のエレベーター」「鉄道員」「飢餓海峡」チャップリンもの4本など。
◆これを機会にと、家の内外の掃除、断捨離。子どもの書いたものを読み始めて、なかなか進まなかった。
◆孫を二手に分けて預かる。大きい子。午前宿題、午後調理実習。ぎょうざ、コロッケ、カレー、ゼリーなど。小さい子。野外教室。ターザンブランコ、メダカすくい、蝶取り。
◆じっくり畑仕事。草取り。
◆孫から電話「おばあちゃん、コロナは大丈夫?僕がドラえもんのポケットから大きな強い剣を出してもらってコロナをやっつけてやるから待っててね」


一読して「これを機会に」として行った報告が多い。やることを広げたことと、やろうとして出来ずに来たことを深めたことがある。最後の、孫からの電話の、ドラえもんの大きな強い剣って、どんな剣だろうか。