発達障碍ということ
                                                                 留萌にて
 
「発達障碍」にかかわる高岡健氏の講演会が、2ヶ月後に迫ってきました。そこで、当コラムでは、前回(2月)講演会を振り返りながら、今回(11月12日)の講演会の趣旨を見つめ、私たちが「発達障碍」について学ぶ意義を探っていきたいと思います。
 
そこで、何回か連続して標記テーマによるコラム投稿をしたいと思います。ただし、コラム担当者が年に一度の繁忙期に入っていて、週に一度くらいの頻度になるかと思います。
 
高岡講演会を主催するNPO法人・SISの研修部は、「発達障碍」の「碍」の文字について、部会を積み重ね、次のように記しています。(抜粋)
 
前回の講座で、高岡先生は「碍」を使う事についてお話しされました。
害の字は、社会的に障害を持った人が社会に害を与えている。害を及ぼすというマイナスイメージがある。
碍の字は、社会との壁がある(生きづらさ)、遮っているという意味がある。
害と碍、どちらも「がい」と発音するけれど…意味が違います。
碍は妨げるという意味であり、マイナスイメージはありません。
◎害は社会目線(定型目線)
◎碍は当事者目線(非定型目線)
SISは当事者の目線を大切にしたいから「碍」の字を用いたい。用います。
 
(次回につづきます。)
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講師:高岡 健氏の専門的な立場から紐解く当事者の世界とは・・・
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発達障碍の「障碍(しょうがい)」について
現在一般的に使われている「障害」は、運動会などの競技名「障害物競走」等でも知られるように、他に何らかの害を与えるモノとしてのマイナスイメージがあり、ある意味、外から判断される社会目線の文字として用いられています。
SISでは、当事者目線を大切に、何らかの原因によって日常生活に影響の出るような制限を受け、社会との間に壁があるという意味で、「障碍」の文字を用いています。

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